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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 131

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レオナルドの冒険日誌

2023-11-12 21:03:47.0 テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作『There are miracles waiting for me』その13

次にクマヤンは、既に封切れた封筒から中身を取り出して、文面に目を通す。
「『知の祝祭』………何処かで………」
クマヤンはそのフレーズに引っかかるものを感じ、初代クマヤンの残した手記を紐解く。
「…有った。500年前の知の祝祭の記述…私の祖、初代のクマヤンもまた、巻き込まれたことがあるようです」
「なんと!」
初代は文才も優れていたようで、知の祝祭のあらましが詳細に紡がれていた。
独り占めするようなものでもない。
初代が知り得た、知の祝祭にまつわる全てを、クマヤンはルシェンダと共有した。

曰く知の祝祭は、知の盟主により選ばれた者を問いに挑ませ、間違えた者は都度モンスターと戦わさせられる。
勝手に召喚しておいて酷い話であるが、しかしその罰則にもまた、一度倒されたものの、復活の兆しをみせる強大な魔物を鎮める意図があるという。
「…ふぅむ。一見、突拍子もなく思えるが…似たような話を知らないでもない」
他ならぬ叡智の冠が絡む『魔法の迷宮』のほか、『邪神の宮殿』に『摩天の聖廟』、それらに類するものと捉えれば得心はいくし、必要性もわずかながら理解は出来る。
とはいえ、それに巻き込まれたのが親愛なる隣人であるならば、救いの手を講じぬ選択肢はありえない。

「知の祝祭がひらかれている『知の城塞』は時間と空間の狭間、いわば異世界に位置しているます」
知の城塞とアストルティアを隔てる次元の壁。
それを斬る手段ならば心当たりのあるクマヤンであるが、闇雲にただ知の城塞へ向かえばよいという問題ではない。
この手の壁は無理矢理越えようとすれば必ず時間軸が捻れる。
過去か未来か、いずれにせよ、正しく導かれなければ、マユミの居る知の城塞に辿り着ける可能性はゼロに等しいのだ。

「『異世界』…八方塞がり、というわけか」
「いえ、正面から堂々と、招待してもらいましょう」「…ほう?」
「この封筒に施された呪いは、役目を果たし消失している。ただし、強力な呪いだ、その残穢はくっきり残されています」
抜け殻とはいえ3つも残穢、いわば呪いの設計図が残されていれば、再現は可能だろう。
「しかし問題は、恐らく一通しか用意できないことです」
「送り込めるのは、ただ一人…」
残念ながら、クマヤンは呪いの専門家とはいえ、かける側のプロフェッショナルではない。
3つの招待状全てを依り代として、ようやくであろう。

封書の複製の製作には、かなりの魔力を消耗するだろう。
そもそもが上手くいく保証もない。
そして、城塞というからには向かう先は広大で、待ち受けるモンスターもトラップも数知れない。
そこを一人で踏破、しかる後にさらわれた面々をサポートしなければならない。
到底不可能に思えるが、他ならぬマユミが巻き込まれているのだ。
知の城塞へは自分が、と名乗りをあげようとしたクマヤンを、凛としつつも優しく穏やかな声が遮った。
「…なら、その役目は僕が引き受けよう」
何て来客の多い日だ。
ちょうど酒場の扉を開き佇む人物を目の当たりにし、目眩を覚えるクマヤンなのであった。
                      続く
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