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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 海賊
レベル
: 125

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レオナルドの冒険日誌

2024-07-09 11:39:21.0 テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その14

監視の為に呼ばれた訳ではあれど、ケルビンの修理の手際をハクトは驚嘆の眼差しで見つめていた。
自惚れではないが、時間さえ貰えれば、きっと自分にだって出来る。
しかし要する時間はケルビンの4倍や5倍ではきかないだろう。
そして今、その時間こそが、親友、ハクギンブレイブには肝要なのだ。

ハクギンブレイブが再びサージタウスに跨り姿を消してしばらく、ケルビンが端末に向かい、メンテナンス記録を打ち込んでいるのを確認し、そっと屋外へ。
ここはケルビンの秘匿研究所の一つ、辺りを見渡すまでもなく、アストルティアの民はおろかモンスターの1体もその影はない。
「………セ~クスィ~さん…聞こえますか?ハクトです」
ハクトは岩肌に背を預け、ブレイブジュニアとしてドルブレイブと共闘した際、おきょうから渡されていた腕部巻き付け式の通信端末に話しかける。

『………こちらセ~クスィ~。どうした?』
しばらくのノイズの後、耳にするだけでホッとする頼もしい声が返ってきた。
「ハクギンくんとフタバさんのことで、至急相談したいことが…」
勿論、ハクギンブレイブからは他言無用で依頼を受けている。
しかしながら、みすみす親友がたった一人で死地に赴くのを黙って見過ごせるほど、ハクトは融通のきく性分ではないのだ。
師と仰ぐヒッサァからもまた、事が依頼主の生命に関わるのであれば、柔軟に対応すべきだと教わった。

『何だと?分かった、すぐにでも時間を作ろう』
「ありがとうございます。場所と時間は…」
『…なんて、な。君は存外、悪い子のようだ』
「!!?」
唐突にセ~クスィ~の声が忌々しい響きに切り換わった。
始めから通信電波は遮断されており、応答していたのはケルビンだったのだ。

「君は吾輩の監視役であると同時に、吾輩は吾輩で、君の監視役なのだよ」
ぬっと物陰から姿を現したケルビンが、手にした銀色の銃を撃ち放ち、弾丸の代わりに飛び出した特殊素材のロープがたちまちハクトに巻き付き拘束する。
「…くっ…!?しまった!」
「さぁさぁ、君も吾輩もこの舞台の脇役ですらない。無粋な真似をするものではないよ。レイダメテスの堕とし仔たちがどうアポリアに挑むのか。せっかくの特等席だ、コークにポップコーンも用意しよう。最前列で仲良く見守ろうじゃあないか。くっくっ、実に面白い!!そしてこれから更に面白くなるぞ!!!ははははははははは…っ!」
ケルビンが開発した意思持つ魔剣、ケラウノスマーク2が操るてっこうまじんに担ぎ上げられながら、ケルビンの背を苦々しく睨む。

セ~クスィ~さんが一番の理想だが、おきょう博士かヒッサァさん、もしくは母さん、この際、父さんだって構わない。
何とかしてケルビンを出し抜き、連絡をとらねばならない。
しかしながら、ケルビンに比して自分が今の状況に対して持ち得る情報は非常に少ない。

アポリア、その言葉の意味は、解決不可能な難題。
それが果たして何を示すのか。
そして、レイダメテスの堕とし仔というキーワードを、ハクトは記憶に刻む。
そして自分に何が出来るか、身動きの取れない状況下で今一度思考を巡らせるのであった。
                      続く
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