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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 海賊
レベル
: 125

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レオナルドの冒険日誌

2024-07-12 23:47:40.0 テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作『じローライフ』その15

根曲がり竹、姫竹、あるいはシンプルに特徴を捉えて細竹などと呼ばれるそれは、チシマザサの若竹である。
「やっぱりそうだ!昨日遠目で見かけて、もしかして、と思ったんだよね」
あげはのじにー邸訪問2日目。
朝の目覚めにあっさりシンプルな粥をいただいた後、一同はバカンスの〆のバーベキューに向けて、食材の下ごしらえ組と、あげはの発案で山菜採集組の二手にわかれていた。

アクも少なく天ぷらにすると美味しい青こごみやタラの芽、炒めものに適した行者ニンニクなどの定番に加えて、あげはの最大のお目当てがこの姫竹であった。元来、採集に適した期間が短い山菜の中でも、姫竹は特に限られた時期しか採集ができず、水煮のうえ瓶詰に加工したものは多々出回っているものの、素の状態の姫竹はなかなかお目にかかれない。
笹にしては大きく、2から3メートルほどにそびえる茎を掻き分けてみれば、淡い赤と紫に彩られた皮をまとう新芽が顔を覗かせる。

「へぇ、もとはこんななんだ」
姫竹を額の両側にあてて竜族の角~などと戯けてみせるじにーには一瞥もくれず、いなりは筍にしては随分ひょろりと細く長いそれを一本収穫し回し見る。
「いな姉でも見るの初めてなの?相当珍しいんだね」いなりに無視され、ならばとくるっとヤマに向いたじにーだが、ヤマにもまた露骨に目を逸らされる。

「加工前のはさすがにね。でもさ、ヤマも既に食べた事はあるのよ」
「え?うそ」
「ほら、炊き込み御飯に入ってるあの」
「あ~!コリコリして美味しいやつ!!あれかぁ!」「水煮だとやっぱり用途が限られちゃうけど、今日はそのまま焼いたり、色々楽しめそうね」
じにー渾身の一発ギャグを放置して、いなりとヤマはよもやま話に花を咲かせる。

「…ひどくない!?」
残るあげはに断固抗議する竜族じにー。
「はいはい面白い面白い。さ、姫竹がある程度集まったら、戻りましょうか」
あげははひょいひょいとじにーから角、もとい、姫竹を収穫した。
朝が早かったとはいえ、あまりのんびりしていてはどんどんお昼が遅くなるし、何より今もたった2人で準備を進めてくれているリーネとオスシに申し訳がない。
4人は採りすぎに注意しつつ、ヤマの背負う竹籠に姫竹を詰めるのであった。

同日、草木も枯れ果てた荒野の外れ。
サイケデリックな灯りをふりまく場違いな建物の庭に、ずびしと朝日が昇り始めた空を指差す一人のドワ子、もとい、自称遥かな宙からの来訪者、きんこ星人ずっきんこの姿があった。
「ときは きたれり。いまこそ とびたつとき。おおぞらは われらのもの。まいあがれ そらたかく!」果たしてスーツなのか地肌なのか、柔らかいのか硬いのか、なんとも掴み難い魅惑のボディは鈍色に水銀のような光沢をまとい、そこには、パチパチとまばらな拍手をする側近たちの姿が歪んで映り込んでいる。

オルフェア上空にてよもやビッグホルンからの砲撃を受け、墜落の憂き目に見舞われてからしばらく。
まだ母なる星への帰投は適わずとも、アストルティアの大空を舞えるまでには円盤の修理も進んだ。
側近たちもまた、砲撃を受けた際の大怪我により土偶のような生命維持装置を取り付けなければならない重傷であったが無事に回復し、記念すべき今日を揃って迎える事が出来たのだった。
                      続く
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