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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 131

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レオナルドの冒険日誌

2024-08-01 10:13:31.0 テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その17

ハクギンブレイブがまだ、ユク邸の襲撃を終え、ケルビンによるメンテナンスを受けていた頃。
「姉さま、ただいま戻りました」
未だ体内に秘めた魔造術のコアシステムに異常は抱えているものの、持ち前の自己修復で外観は傷一つなく取り繕ったベータは、姉、アルファの前に跪く。

「ああ、私の可愛いベータ。怪我はしてないだろうな?あと…」
「大丈夫です。原住民も壊してはおりません」
ハクギンブレイブが告げ口をしているとは思えないが、ベータは姉の言葉を遮るように言葉を継いだ。

「そうか、そうか。偉いぞ。ところで…アイツは何処へ行った?」
「さぁ…メンテナンスが必要だとかで、サージタウスを駆って何処かへ…」
ハクギンブレイブの姿はない。
全てお前の手柄にすれば良いと、手帳を残して姿を消していた。

「………ふん、まあいい」
メモリーキューブは確かにマスタージェルミの作、アルファ達とはいわば兄弟であれど、あれの中にデータとして残るレオナルドなる男は、マスタージェルミと懇意でありながら、最期までマスタージェルミの再構築への協力を拒み、あまつさえその手立てとなるゴルドスパインを隠蔽した。
『僧侶憎けりゃ、賢哲の衣まで憎い』とはよく言ったもので、アルファもまたベータと同じく、ハクギンブレイブには一線を引いている。

「さて、成果を見せてくれ」
「はい」
ベータは薄汚れた手帳をアルファに手渡す。
帰還する道すがら、既に何を入手したか、また、該当の文面は通信で伝達済みであるが、アルファは確かめるようにはらりとページをめくり、メモを読み上げる。

『金色の頭骨、その封印の道行きを辿る。そうすれば、夢幻郷への扉は現れる。問題は鍵。竜の巫女?末裔?』

「やはり、しんりゅうの血を引く者を捕える必要があるか」
昨年の暮のこと、アルファは人工的な落雷でもって天空の竜の住まいを襲撃した。
狙いは正しく、しんりゅうの幼娘を地に落とす事には成功したのだが、落下地点の予測に手間取り、追ってきた母竜の助けもあって、あえなく天へと舞い戻ってしまった。

警戒は厳重となっただろう。
次は直接攻め落とすべくサージタウスの量産に取り掛かり、加えて、おおよその予測がついているとはいえ、まだ確度の低いグランドラゴーンの頭骨が眠る地、夢幻郷へ渡る手段の情報集めに注力してきた。
「姉さま、封印の道行き、とは何を指すのでしょうか?」
「…ふむ。そも、ゴルドスパインを最初に確保したのは、太陽の戦士団だ。連中は恐れ多くも、かのグランドラゴーンの生首を鍋で煮たという与太話が残されている」
手帳を閉じると、アルファはウェナ諸島の地図が広げられたテーブルに向き直った。

「首魁、紅天のシャクラを失ったあと、戦士団の大半はかつての戦場に留まり、村を起こした。頸椎はともかく、頭骨は動かせば目立つ。夢幻郷がウェナ諸島近海の洋上に出現することからも…」
「ルシナ村、ですか」
「そうだ。そこに鍵を連れて行けば、必ず何かが起こる。それでは、まず鍵を迎えに行くとしようか」
アルファの言葉に応じるように、背後の暗がりからおびただしい数のモノアイが赤く無機質な光を放つのであった。
                      続く
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