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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 131

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レオナルドの冒険日誌

2024-11-21 22:52:24.0 テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作『テルマエ・テルル』その1

「んっ?ずいぶん遅かったなフタ…」
テルルに招待されたスパガーデン、そのシャワールームにて一足先に泡に包まれていたセ~クスィ~は、ようやく現れた連れの気配に目を向けて、その予想外の姿にぱちくりとまぶたを瞬かせた。
「フタバ、ヘルメットも脱いできなさい」
「うっ…」
バスタオルを巻いただけの身体に漆黒のメットという違和感の権化な格好をした少女は当たり前の忠告にたじろぐ。

「シャンプーハットは用意してあるから」
たけやりへいをベースとしたカスタム機であるフタバにとっては、その持ち合わせた機能である魔装もまた肌の一部と言えないことはない。
しかし、スパの洗い場に一部装着状態で現れたのは、シャンプーが目に染みるのが嫌という元侵略兵器に似つかわしくない何とも年相応な理由であった。

文明の利器を用いてなお、幼子の髪を洗うは困難を極め、ようやく水着に着替えて先へ進めば、スパの入り口では既に皆が待機している。
「すまん、待たせた」
「気にしない気にしない」
「うんうん、全然だよ!さ、セ~クスィ~、フタバちゃん、行こ行こ!」
テルルにティード、マユラを交え、優雅なバカンスが幕をあけるのであった。

居並ぶ様々な浴槽に目移りする一同。
「あ、ちょっと待ってね」
仄かに硫黄の混じる湯けむり香るなか、おもむろにティードはピラミッドのように積まれたヒノキ製の鉄のように頑丈な湯桶をむんずと掴みとる。
「風向き良し…たぶん…あの辺りかな」
後で拾いに行きますと心の中で詫びて、ティードのフルスイングにて湯桶は勢い良く天へと舞った。

湯桶はそのまま露天の柵を軽々と越えてから高度を落としながら、ブーメランの如き軌道を描いて帰りしな、カポーンと小気味良い音を上げ壁では無い何かにぶつかる。
『ぐオっ!?』
「………やはり来てやがったか」
「ティーちゃんナイピッチー!」
予想通りの聞き慣れた悲鳴が響いて、ティードは呆れから瞠目し額に手をあてる。

家族と言えど今日の行き先は内緒にしていたのだが、流石の嗅覚というべきか。
しかしこれで意識は刈った。
小一時間は目覚めるまい。
あとは巡回警備にあたってくれている冒険者、ヒッサァとラギアクルスに任せておけば良いだろう。
樽に詰めて大海原に流すなり、適切な処理をしてくれるはずだ。

「…今何か、向こうから声が聞こえたような…」
声は微か、しかし温泉を付け狙う宿敵の声に、赤い髪がひるがえる。
「気にしない気にしない!大っきなネズミがいたのよきっと!!」
テルルはなお外を気にするセ~クスィ~を押しやりながら、後ろ手にサムズアップでティードの機転を称賛した。

平素、不届き者のせいで、セ~クスィ~と共にゆったり風呂に浸かる機会になかなか恵まれない。
今日こそは日頃の疲れをしっかりと洗い流して貰うべく緻密に計画を練った日なのである。

「さ~さ~、あっちの露天風呂なんてどう?オーシャンビューが最高よ~」
「ん?ああ…フタバも行こう」
すわ不審者ではと後ろ髪を引かれながらも、今日はフタバの保護監督者としての立場もあり、さすればやすやすと持ち場を離れられまい。
無論それもまた、テルルの計算の上なのであった。
                      続く
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