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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 海賊
レベル
: 137

ライブカメラ画像

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レオナルドの冒険日誌

2025-03-05 18:08:28.0 2025-03-06 22:37:27.0テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作『催花雨』その1

「………!!」
カン、と乾いた音が深夜のカミハルムイの往来に響く。
一寸先も定かでない暗がりであれ、剣豪に油断はなかった。
しかし、突き出された槍を回避すべく大きく仰け反ったその鼻先を古びた槍の穂先が掠め、彼女にとって生命よりも大切なものを貫いていた。

「…あああああ~~~っ!!!」
槍に貫かれてパカリと真っ二つに割れた瓢箪から中身の酒が溢れ、かげろうの全身を濡らす。
「何すんじゃあ!」
そのまま背中から倒れ込む他ないような姿勢から、がばっと脚の力だけで起き上がりざまに踏み込み、居合いの神速で振り抜けば、太刀筋は月の光を棚引き夜闇が真一文字に両断される。

(確実に刃圏に捕らえたと思ったが…なかなかに、やる)
如何に槍のストロークが長いとはいえ、正しく怒りをのせた一閃が空を斬るとは思いもよらず、続く攻撃に備え刀を引き戻す。
垣間見た槍の穂先は長大で肉厚、できれば受太刀は避けたいが、胴に穴が空くこととは比べるべくもない。
相変わらずの暗闇、瞳があてにならぬ中とはいえ、槍の一突きにより掻き乱される風の流れも、空があげるか細い悲鳴も、それらを待っていては命取りだ。
経験と第六感が告げる薄ら寒い気配だけを頼りに、斜めに振るった刃は見事迫る穂先を打ち払い、ギリリと火花が散る。
その火花であたりが真昼のように照らされた刹那に、かげろうは襲撃者の姿を垣間見た。

全体に大きく紋様の彫り刻まれた朱色の胸あて、槍という長物を扱うからだろう、両腕は胸あてと揃いの小手をまとう以外、筋肉の隆と猛る肩から二の腕は肌がのぞく。
一方で、腰から下は豪奢な朱と白の草摺に覆われ、金糸による煌びやかな装飾が目を引く重厚な拵えは難攻不落の砦を思わせた。
そして、邪魔にならねばどうでも良いのだろう、絹のような長い白髪は無造作に持ち上げられ、雲の塊を載せるかのように金の髪飾りと組紐で頭上につくねられている。

弾いたばかりの筈の槍は既に手繰り寄せられ、その柄の大半が背に隠されていた。
敵に間合いを測らせぬ為だ。
その徹底した振る舞いは、かげろうのように、武芸者として研鑽した結果ではない。
それならば、こうはならない。
この穏やかなカミハルムイの中にあって、敵は一人、死屍累々の戦場に立っている。

「………血の香りに誘われてみたが…ここにはないか…」
猛禽のような鋭い瞳がかげろうの視線とぶつかり合うも、呟きは眼前のかげろうはおろか、誰に向けたものでもない。
火花が燃え尽き、退いていた闇がふたりの間に雪崩込むに合わせ、とんと右の爪先で地を弾き後ろへ飛んで、再び沈むように闇へと消えようとする。

「何を訳わからんことを…いや…ああ、ないさ!なくなったとも!!私の大事な酒がな!!!」
斯様に物騒な相手を野放しに出来ぬ、かどうかはさておき、酒の恨みは何としてもこの場で晴らさねばならん。
牽制に刃を8の字に踊らせてから鞘の内にカチリとおさめ、つむじ風が起こるほどに腰を巻き込んだら、地に突き刺さらんばかりに踏み締めた左脚を支えにがばりと右脚を踏み出し、逆再生するように解き放った腰の回転に合わせて刀を抜き放つ。
樋もない刀だというのに、銃弾が駆けるような斬撃には似つかわしくない音を伴い飛び出した神速の抜刀は、今度こそ敵を捉えた。

…筈だった。
刃は直立に突き立った槍の柄に受け止められ、とうの使い手は遥か頭上の石突を握り、片腕のみで逆立っている。
鋼鉄製でもない柄を切断できなかったのは遺憾であるが、理由と対策を案ずるは後でいい。
重力に任せ大鎌のように振り下ろされる踵を、かげろうは身を翻して回避する。

敵の得物はまだ地面に刺さったまま、ぐるりと右側面をとり、ひねりをのせて袈裟に切り裂かんとした一撃は左の小手に受け止められる。
しかしそれは想定内、あけておいた右手は既に腰に下げたもう一刀の柄を握っている。
柄頭を拳で抑えられようと、既に刀身は中程まであらわ、ここまでくれば腰の引き込みでするりと鞘は抜け落ち、ついに二刀が解き放たれる。

さぁさぁここからだ。
無作法は承知も、濡れた上唇をちろりと舐めれば、伝わる酒気がさらにかげろうを恍惚とさせる。
ゆらりと両手の刃は鎌首をもたげ、倒れ込むように踏み込もうとした矢先、遠く背後から笛の音が響いた。                      続く
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