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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 海賊
レベル
: 137

ライブカメラ画像

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レオナルドの冒険日誌

2025-11-03 10:48:51.0 テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作『その背中を追いかけて』その3

まだ、まだ遠い。
いなりは4本違わず衝突した交点を踏み台に跳躍、なおも背後から追いかけてくる剣を風の音だけで判断し、空中に居ながら身を翻して回避する。
砂埃を巻き上げつつ着地の衝撃を殺し、どうしても避け切れぬ一本を鞘で弾く。

狙いは超至近からの唐竹割りか、大剣でガードしたとて、彼女の技量ならば諸共に両断してみせるだろう。肉薄されれば終わり、しかしそれでも真っ向からぶつかってみたい衝動をジルドラーナは必死に堪え、魔幻の剣を操り続ける。
近付けば近付くほど速度も精度も増す変幻自在の斬撃、更には破壊も悪手とくれば、いなりの形勢は悪化の一途を辿る他ない。

それでも駆ける。
ただひたすら、少しでも、一歩でも前へ。
しかし、それももう限界だ。
せめて一太刀、破れかぶれに長跳びからの抜刀を浴びせんと試みるも、魔幻の剣は上空から迫りくるいなりに先んじてジルドラーナの手元へ舞い戻り、投射される。

………これこそを、狙っていた。

いなりは柄を両手でしかと握りしめ、肩に担ぐような構えから投げうつような大きな一閃を、迫りくる3本の魔幻の剣に向けて放つ。
刃渡りを遥か超えた長大な斬撃は見事魔幻の剣を切り裂くも、ジルドラーナへは僅かに届かない。
いなりとジルドラーナ、交わった視線を遮るように、魔幻の剣の爆発が巻き起こった。
その激しい熱と風圧の奔流に身を委ね、いなりはある場所をひた目指す。

いなりは強かに背を打った時に気付いたのだ。
壁は地面に垂直ではなく、上に向かうに連れ緩やかに曲がっている。
ここは、無限に広がっているように見えてその実、半球体状の空間なのだ。

とすれば、そろそろだ。
本当に良い具合に吹き飛ばしてくれた。
見えない天井に、足が届く。

くるりと反転、勢いを膝で殺しつつ、構えをつくった。
今はまだ爆風の目隠しもあるが、こちらの狙いはいずれ悟られるだろう。
その前に、どれだけの速度で堕ちられるか。
上手くいくだろうか。
勝てるだろうか。
そんな全ての雑念は、駆け出した時、既に斬り捨てた。

すうっと息を吸い込み、逃さぬように食い締めて、内に閉じ込める。
いなりはその全身これすなわちただ振るわれる刃となりて、結界に亀裂を入れるほどに強く強く強く天井を蹴った。

同じ時、カランと音を立て、いなりの刀の一本が地に落ちるを見て、ジルドラーナは淋しく思った。
終わってしまった。
終わってしまったのだ。
この先、彼女のような剣士と切り結べる機会など、巡ってくるだろうか。

そうして、はたと気付く。
最後の一太刀は、まったくもって彼女らしくない。
他に手はなかったとはいえ、斬れば爆発を起こすと分かっていながら、至近から複数の魔幻の剣を巻き込む横薙ぎの一閃……まるで自決が目的であったかのような……

「!!?」
そんなわずかな逡巡のうちに、勝負は決していた。
まるで遠雷のよう、結界を蹴った際の轟音がジルドラーナの耳に届いた頃には、いなりのウスバミドリは既に振り抜かれていたのだ。
鎖骨から腰にかけて、胴に見事な一閃を受けたジルドラーナは白目を剥き、外れんばかりに開いた口から断末魔を上げる間もなく、ゆっくりと倒れ伏すのであった。
                      続く
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