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星辰の羅刹王

ミャジ

[ミャジ]

キャラID
: PH644-410
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 120

ライブカメラ画像

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ミャジの冒険日誌

2019-09-30 15:24:11.0 2019-10-03 18:17:37.0テーマ:その他

漢マージンボンバー宝珠探索行~蒼天のソウラ二次創作~

「これは?」
「赤い宝石だな」
「こっちは?」
「赤い宝石だな」
「・・・こっちも?」
 「それは溶岩のカケラだな」
「なんでじゃああああ!」

グレン領東。獅子門から程遠い一角で、1人の男が吠えた。

「約束だったな。ヴェリナードへの旅程も考慮して、日の入りまでには諦める。さあ、キャンプを引き払って出発するぞ。」

エルフの青年、工作員と言った軽装に身を包んだ、「フツキ」が急かす様に声をかける。言葉どうり、太陽は既に半分以上姿を隠した夕暮れ時。彼らの足元には、無数の青い石片と、宝石や石が転がっていた。

「そんな事言わずに頼む相棒!今度という今度こそ、確かな筋からの情報なんだよ!」
「なあキミ、もう諦めたらどうだ?ちょっと前にラッカランでジャックポットが出た時のお零れで仕入れてた宝珠の香水も使い切ってるだろう?」

帽子の男、「マージン」は図星なのか視線を泳がせるが、相棒たるフツキの追求には容赦がない

「爆弾岩からギガボンバーの宝珠を手に入れた。だなんて眉唾なネタを信じてこんな僻地でのキャンプに付き合ったんだ。そろそろ借りを返しても良いんじゃないか?」

宝珠は、モンスターとの戦闘の中で新しい技の使い方や活用の仕方を見出した時、魔物から手に入ると言われているが、実際のところは定かではない。そんな定かでは無いものを探して、彼らはグレン領の奥地まで来ていた。
周囲に散らばる大小様々な青い石片は全てマージンの毒牙にかかった爆弾岩の成れの果て。それらを見下ろしながら物質系のモンスターで幸いだったとフツキは思う。普通の魔物だったら地獄絵図になってただろう。

「なんでこんなに爆弾を愛してるのに俺にはギガボンバーの宝珠が手に入らないんだよぉおおおお!」
※ギガボンバーの宝珠はアストルティアには存在しません。良識的な冒険者諸君はご注意下さい

ヒートアップしたマージンは大声で愛を叫ぶ。
首を横に振るフツキだったが、二人は一つ忘れていた。このグレン領東奥地には、夜になると『出る』という事を

「さっさと行くぞ。酒場でダンに教えてもらった情報道理なら、次の仕事はかなりの難易度に・・・」

途中まで話していた言葉が途切れる。マージンの方も気付いているのか、引き攣った顔でフツキの方を向いていた。
“グチャり”
湿った重い物を地面に落とした様な音が、一つ二つと、二人の背後から近づいて来る。
チラリと肩越しに二人が振り返る。一人二人なんてものではない。両手では足りないほどの『腐った死体』が、一様に二人の方を向いていた。

「はしれぇええええええ!」

大声を上げて走り出す。背後で腐った死体の得意技である。謎物体の吐き出しが着弾した音が響き、二人は更に足を早めた。

「戦場真っ只中でモンスターの大群に追いかけられるとか、工作員の名折れじゃないか!」
「安心してくれ相棒!こんな事も有ろうかと、この奥地への入り口付近に新作の爆弾を仕掛けておいた!」「キミって奴は本当に懲りないな!?数ヶ月前に酒場でフラッシュバン暴発させたのをもう忘れたのか!?」

半ば悲鳴の様なフツキのツッコミに対して、マージンはむしろ楽しげに笑いながら答える。

「いやいや、あの経験があったからこその着想なんだ!事前に準備が必要なのが難点なんだが」
「ああもうなんでも良いからその敷設ポイントまで走るぞ!」

グレン領東奥地は危険なモンスターが多いため、生息域の境界に簡易的な柵が設けられている。
境界線まで走ってきた2人、それが視界に映ると、マージンがフツキに再び叫んだ。

「見えた!いや見えないけど、あの柵の手前に細い線が張ってあるから、跳びこえろ!」

なる様になれとばかりにフツキは走る。
後ろから追走する腐った死体は、他の死体や、果ては爆弾岩まで巻き込んでちょっとしたホラー映画の様な有様になっている。
残り数メートルを駆け抜け、マージンが叫ぶ

「跳べ相棒!」

跳躍。着地と同時に走り出す。一拍の後モンスター達がその地点に到達する
轟音
鼓膜を破壊し尽くす様な爆音と共に、マージンが設置していた複数のギガボンバーが炸裂する。更にそれは後続の爆弾岩に次々と誘爆し、さらなる破壊の暴風を巻き上げる。

「やったぜ大成功!名付けて設置型ギガボンバー!爆発最高!」

はしゃぐマージンと、それを眺めるフツキ。
この設置型ギガボンバーから更に発展させ、マージンが更なる兵器を生み出すのは、また別のお話。
フツキはウットリと爆煙を見上げる相方を見ながら心に誓うのだった。
冒険者にプロフィールを書かせよう・・・と。
自分の相方の様な異様な執着を持つ人間が他には居ないであろう事に、一縷の希望を抱き。心の何処かに「冒険者の部隊だし多分無理だろう」と言う達観を抱えながら。
また一つ、爆弾岩が誘爆した
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