目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

星辰の羅刹王

ミャジ

[ミャジ]

キャラID
: PH644-410
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 120

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

ミャジの冒険日誌

2019-10-16 13:14:46.0 2019-10-31 14:07:40.0テーマ:その他

ポーンが戦場に必要な理由~蒼天のソウラ二次創作①~


こちらは、蒼天のソウラの二次創作です。実際の漫画のシナリオ、キャラクターとは関係は有りませんので、ご理解の上お進み下さい。
使わせていただいた突入部隊の方で、不快感や修正点など有れば直ぐにご連絡下さい。可能な限り早く修正・削除等対応します。


「チェック」

カツンと、駒を置く音が響く。潜水艦レヴィヤット内で行われた盤上戦は今佳境を迎えていた。

「・・・ッ!」

チェックをかけられたエルフの青年、アオックは苦しげな表情で駒を動かし、彼の王を狙うをナイトを撃退する。

「チェックメイト」

対面しているオーガの男性シュペーアが道を開けたポーンの間を縫う様にビショップを滑り込ませる。
一瞬ハッとしたアオックだったが、盤面を眺めた後、ゆっくりと頭を下げた。

「負けました。」

その宣言に、固唾を飲んで見守っていたギャラリー達は両者を称え拍手を送る。それほどに2人の試合は見事な棋譜だった。

「ありがとう。良い試合だったよ。その若さであの部隊を率いてるだけの事はある。」
「ありがとうございます。」

お互いの健闘をたたえて握手をする。そうして、周囲の冒険者や対面するアオックの表情を見ながら、シュペーアは突入部隊が集まる数日前の夜を思い出していた。





カラン

澄んだ音が鳴る。琥珀色の液体に満ちたグラス。ここはヴェリナードの酒場。それも王家直営の大型酒場ではなく、裏路地にひっそりと佇むアングラな雰囲気が売りのBAR。
そこには、ウェディの男性が1人カウンター席で酒を飲んでいた。

カラン

先程のグラスから響いた澄んだ音色とは打って変わり、新しい出会いを感じさせる鈴の音色が響く。BARの入り口には、鎧姿のオーガ。シュペーアその人が立っていた。髭を触りつつ周囲を見渡したシュペーアは、ウェディの男を見つけると気さくに手を振りながら席の方へと歩き出す。

「よう、久しぶりだなアーベルク」
「ああ、久しぶりだなシュペーア。グロスナー王とメルー公の会談以来か?」

話しかけられたウェディの男性も気さくに返す。魔法戦士団団長アーベルク。ヴェリナードを支える戦士団のトップは、公務の時にで着用しているノーブルコートでは無く私服にグラスと、非常にゆったりとした姿でシュペーアを迎える。

「おう、良いのか団長様がそんな格好で街中をウロウロしていて。」

同じ物を、とマスターに注文しつつ着席したシュペーアは物珍しげに私服のアーベルクを眺めた。

「仕方ないだろう。最近は魔法戦士団に対する不信感や反感を持つ連中まで出て来てるんだ。こうして息抜きでもしないとやってられん。」
「国外にまで名声響くヴェリナードの魔法戦士団にか?」

シュペーアが訝しむのも無理はない。ヴェリナードの魔法戦士団はガートランドのパラディン編隊やドルワームの王立研究所と言った、大国が他国に誇る国営組織であり、その名声は五大陸中に広がっている程だ。その魔法戦士団に不信感や反感とは、穏やかな話ではない。

「オーディス殿下を謀った占い師の一件以降、この国も忙しくてな。衛士団からの裏切り、オーディス殿下の公的手続き、最近じゃ隊商を襲う謎の剣士は魔法戦士団のマッチポンプなんじゃないか。なんて言う根も葉もない噂が出る始末だな。」

疲れた様に語るアーベルクの話を難しい顔で聞くシュペーア。ガートラントでも数ヶ月前に兵士の失踪事件が有った。他人事では無いものを感じているのだろう。眼前に出された酒を煽り、大きく息を吐く。

「だが、まさかそんな愚痴のためだけに俺を呼んだわけじゃないだろう?」
「流石にお見通しか。」

アーベルクも自身の酒で口を湿らせると、改めてシュペーアに話し出す。

「まずシュペーア、貴殿がクエストを受けてくれて感謝する。これほど心強い事は無い。」

魔法戦士団長としての言葉。本題に入る事を察し、シュペーアも姿勢を正す。

「機密の関係上、公募枠である君に作戦内容を伝えることが出来ない事を謝らせて欲しい。今伝えることが出来るのは、難易度こそ高いクエストだが、我々ヴェリナードはこの作戦を不可能だとは思っていないという事だ。何しろ、極光の魔女を始めとして、ヴェリナードも作戦成功の為のスペシャリストを可能な限り呼んでいる」

その宣言を聞いてシュペーアは少しの間思索した後、ゆっくりとアーベルクの目の前に指を二本立てた。
いいね! 12 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる