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星辰の羅刹王

ミャジ

[ミャジ]

キャラID
: PH644-410
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 120

ライブカメラ画像

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ミャジの冒険日誌

2019-10-24 17:35:20.0 テーマ:その他

ゆキンカク勤労日誌~蒼天のソウラ二次創作①~


こちらは、蒼天のソウラの二次創作です。実際の漫画のシナリオ、キャラクターとは関係は有りませんので、ご理解の上お進み下さい。
使わせていただいた突入部隊の方で、不快感や修正点など有れば直ぐにご連絡下さい。可能な限り早く修正・削除等対応します。

執事の朝は早い。夜明け頃の薄明りのなか目を覚ました私は、手荷物を揃えると足早にシャワーを浴びて身嗜みを整える。さあ、今日もお嬢様に1日を捧げよう。


私の名前はゆキンカク。縁あってこの家のお嬢様。エイダお嬢様の護衛兼身の回りのお世話をさせて頂いている一介の執事だ。
朝の業務はまずお嬢様を起こすところから始まる。キッチンで自分の食事を詰め込み、そのままお嬢様の朝食をシェフより受け取る。執事は時間を無駄にしないのだ。

「おはようございます。エイダお嬢様朝食をお持ちいたしました。」

ノックの後ドアの外より声を掛けるが、反応はない。いつもの事であるので気にせずにドアを開く。

「お嬢様、起床のお時間です。お早く支度をなさいますようお願いします。」

起きていない事など分かりきっているので、朝食をテーブルに並べる。これがマルチナ様との会談がある日であれば、私よりも早く朝食を済ませてしまうのだが。

「お嬢様、重ね重ねですが、午前中のお稽古と勉強の時間が無くなってしまいます。起きてください。」
「後ちょっとだけですわぁ・・・」

寝言と共に抱いていた毛玉を更に強く引き寄せる。年頃の乙女がすると抜群の威力ではありますがそろそろ本当に起きていただかなければ。時に悪魔に魂を売るのも出来る従者の条件です。
そっと眠るお姫様の顔に口元を近付ける。桃色の肌が美しい。その耳元に口を寄せ、一言呟いた。

「マルチナ様が、朝からいらっしゃってますよ・・・!」

バッ!ベッドから飛び起きた
ザッ!目にも留まらぬ速さで着替えを掴んだ
ジャッ!着替え部屋に飛び込んで
ズババ!ジャッ!

「ゆキちゃん!ぷきちゃん!マルチナさんをお出迎えしますわよ!」

完璧に身嗜みを整えた我らがエイダお嬢様が立っていた。

「どうしてもっと早く起こして下さらなかったの!?マルチナさんが来るなら前日の内に・・・「嘘なんですが」・・・ゆキちゃん?どう言う事ですの!?」

お嬢様をいなしつつ、朝食のテーブルに誘導。飛び掛かってくるので回避、回り込んで椅子を用意。そのまま朝食の席へご案内。

「マルチナ様程では無いかもしれませんが、本日の予定も詰まっております。手早くお召し上がり下さいませ。」

恨めしそうに見てくるが、分別は弁えたお方だ。むくれつつも食事を始める。それを確認した私は、お嬢様に放り出された抱き枕。もとい毛玉。さらに言うのであれば専属護衛である「ぷき」を起こしにかかる。

「あなたも護衛ならばお嬢様より先に起きて警護してる位の気持ちで臨んでください。」

毛玉を二、三度頭上に放れば、モゾモゾ動き元気な声が上がる。

「ぷき!」
「起きましたか。貴方もお嬢様と一緒に食事を済ませてきなさい。」
「ぷっきー!」

本来主人と食卓を共にするなど従者にあるまじき事では有るが、他ならぬエイダお嬢様の望みであるならば仕方も有るまい。2人の食事の様子を伺いつつ食後の紅茶を用意する。

「エイダお嬢様、食後の紅茶で御座います。」
「いつも言っていますけれど、ゆキちゃんは食事を一緒に摂りませんの?」
「主人の為に尽くすのが従者の務め。自らの食事など主人より先に済ませておくのが当然の道理かと。」

答えがわかった上でそれでも聞いて下さる優しいお方だ。この会話も、私達の日常風景となっている。

「それでは、本日の予定となっていますが、午前中は特務艦の講義と武芸のお稽古。昼食はヴェリナードで例の作戦関係者と会食の後、午後は特務艦の造船所の見学。夕刻には帰宅予定となっています。」

取り出した予定帳から、予定をつらつらと並び立てる。中でも特務艦の講義に関しては旦那様を説得する唯一の手段故か、お嬢様の熱の入りようはちょっとしたものだ。と、何やら決意したような顔で立ち上がったお嬢様は一つ息を整えると

「私は特務艦の知識を磨いて、マルチナさんをギャフンと言わせてみせますわ!彼女はせいぜい病院で完治するまでしっかり治療してもらって、栄養価の高い料理で体力を回復させれば良いのですのよ~!」

彼女曰くセレブ流精神統一。もとい高笑いをしつつ扉へ向かおうとする。
微笑ましい朝の情景だが、私はガッシリとお嬢様の肩を掴む。

「やる気が出た事は結構ですが、朝食に出たピーマンもしっかりとお食べ下さいませ。」
「嫌ですわ~!アレは人が食べるものではありませんのよ!」

駄々を捏ねるお嬢様を朝食の席に引き摺り戻す。時に悪魔になることも、優秀な執事の勤めなのだ。
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