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星辰の羅刹王

ミャジ

[ミャジ]

キャラID
: PH644-410
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 120

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ミャジの冒険日誌

2019-11-05 09:51:07.0 テーマ:その他

ブラオバウムのパーフェクト魔法学教室『開講編』~蒼天のソウラ二次創作①~

こちらは、蒼天のソウラの二次創作です。今回の話における魔法などの設定は、私の独自解釈が多分に含まれますので、それも込みで大丈夫と言う方のみお読み下さい。
また、こんかいはソウラフレンドのかいりさんより、題材の提供をお願いしてお借りしています。この場を借りて多大なる感謝を改めてお伝えします。










「笑わないでよ?・・・戦士って何で魔法が使えないか教えて欲しいの。」

真剣な瞳。普通の人で有れば疑問にも思わない常識に真っ向から向かって行くその心に、ブラオバウムは笑みを深くした。

「良いでしょう。それでは・・・・」





~ブラオバウムのパーフェクト魔法学教室~





やる事が無い。深海を進むヴェリナードが誇る潜水艦“レヴィヤルデ”その船内を1人歩くのは黒瑪瑙に輝くのブレイブメイルに身を包み、その頭に可能性を象徴するかのような羽根があしらわれた天空騎士の兜を嵌た少女。
妖精を連れた剣士かいり。しかし今の彼女の傍には普段であれば一緒に居る妖精達の姿は無い。何やら虎少女が用事があるとのことで連れ去られた後であった。そんな訳で、愛しい相棒達も居ない。かと言って純粋に戦闘要員として参加してるかいりには艦内で特にやる仕事も無いと言った有様で彼女は盛大に暇を持て余していた。

「何処か場所でも見付けてトレーニングでもしようかしら・・・」

レヴィヤルデが浮上して海上で休憩出来るまでまだ時間が有る。それまでいっそなどと如何にも戦士らしい結論を出そうとしたかいりだったが、何気なく入った共用スペースで意外な人物に目を止めた。
可愛い物に憧れる女子が居れば100人中100人は振り返るであろう桜色の美しいロングヘアー。柔和な表情を浮かべているがその瞳は常人ではたどり着けない叡智を見据えている。
合成魔術の使い手ブラオバウムその人が、珍しくも1人読書の真っ最中であった。
特に何かしようと思っていた訳では無いが、何となく気になったかいりは、そろりと背後に近づくと肩越しに何を読んでいるのか覗き込んだ。

「この本に興味がおありですか?」
「うひゃぁ!?」

振り向かずに静かに発された声は、しかし静寂していた空間では驚くほどよく通った。
思わず飛び上がったかいりは、一度大きく息を吐くと少々恨めしそうにブラオバウムを見上げる。

「気付いてたのならそう言いなさいよ。驚いたじゃない。」
「いえ、私もギリギリまで気付いてなかったんですよ。」

穏やかな表情で笑うブラオバウムを見て、どうだかとため息を吐く。
気を取り直す様に顔を上げると、その柔和な表情を見据え、改めて問いかけた。

「それで?優秀な魔法使い様はどんな本を読んでたの?」

言い方が皮肉交じりなのは先程の意趣返しだったのだろうが、ブラオバウムの笑みはその程度では揺るがない。ちょっとした敗北感を経験の差と共に感じつつ、かいりは返事を待つ。

「この本は、魔法学の基礎についての本ですよ。一般的に流通してる、ありふれた一冊です。」

そう言いながらブラオバウムは気軽に本を渡す。開いて中を流し読みしてみれば、なるほど確かにメラやヒャドと言った、基礎的な魔法の解説がされた本であった。

「なんか意外ね。偉い魔法使いってもっと小難しい本を読んで、取っ付き辛い雰囲気だと思ったんだけど。」
「それはまあ、人によるとしか言えませんね学者肌の人間が多いですから、そう言った印象を持たれるのも当然かと。」

微笑みを絶やさないブラオバウムは、先程かいりが口に出した一般的な魔法使いのイメージとは縁遠く見える。書店で店番をしている好青年と言えば、そちらの方が納得する人間は多いだろう。
彼の雰囲気に釣られて、かいりは長年の疑問を口に出す。

「昔からの疑問なんだけど。」

突飛な質問であるのはかいり自身分かっている。
しかし、問題を解ける可能性を前に止まるような性格はしていない。かいりはブラオバウムを真っ直ぐに見つめて、一つの質問を口にした

「笑わないでよ?・・・戦士って何で魔法が使えないか教えて欲しいの。」

質問を聞いたブラオバウムは笑みを深くする。その笑みに彼の魔法使いとしての側面を見たかいりは静かに返事を待った。

「そうですね、ではその質問に答えましょう。」

そして賢き者は言葉を紡ぎだす。

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