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星辰の羅刹王

ミャジ

[ミャジ]

キャラID
: PH644-410
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 120

ライブカメラ画像

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ミャジの冒険日誌

2019-11-26 12:13:27.0 テーマ:その他

薔薇の追想~蒼天のソウラ二次創作①~



こちらは、蒼天のソウラの二次創作です。実際の漫画のシナリオ、キャラクターとは相違点や矛盾が有るかも知れませんが、ご理解の上お進み下さい。
使わせていただいた真の太陽の方で、不快感や修正点など有れば直ぐにご連絡下さい。可能な限り早く修正・削除等対応します。







焔の様な女性だった。

否、彼女は女性の姿をした燎原の火だったのだ。



「バーンは墓参りの時、何時も静かだよな。」

ルシナ村。ゼタが中心となってあの戦争の後に興した村の外れ。そこにはアスキスやシャクラをはじめとした「真の太陽」の仲間達の魂を弔う為の慰霊碑が立っている。
いつもの様に薔薇を一輪供えたウェディの男性『バーンジャック』に、ふと声を掛けたのは後ろで酒を煽っていたエルフの女性『らとらた』だった。

「好きだったんだろ?アスキスの事。」

アスキスが亡くなったあの日。レイダメテスが堕ちた決戦の日、らとらたを始めとした一部の真の太陽の仲間は、アスキスの亡骸を前にして、大地に拳を叩きつけたバーンジャックの横顔を覚えている。覚えているからでこそ、毎回神妙に、そして静かに花を手向けるバーンジャックの姿に疑問を持っていた。

「別れはあの時に済ませたんだろう。あまり蒸し返してやる事でも無い。」

後ろで祈りを捧げていたゼタが声を掛ける。らとらたも込み入った質問で有ることは理解しているためか、それ以上踏み込む事をやめ、踵を返したゼタの背を追った。

「あれ程毎日のように薔薇を贈ってたんだもの。今更バーンの気持ちを疑う皆んなじゃ無いんだから、いつか私達にも気持ちを明かしてね?」

案ずるように声を掛けてきたのは和甲冑を身に付けたウェディの『かむなび』
彼女は特にアスキスと仲が良かった。それ故に、バーンジャックと話す機会も多く、彼の気持ちをよく知る人物の1人でもある。
アスキスの亡骸を連れて行こうと泣いたあの崩落の瞬間。キャンピオンに半ば担がれる様にその場から引き離され涙で歪む視界で、バーンジャックが最後に何をしたのか。それを目撃した数少ない仲間の1人だった。

返事代わりに片手を上げて応じれば、儚く笑ったかむなびも踵を返す。深くは踏み込んで来ない真の太陽の仲間達に感謝しつつ、静かになった墓前でバーンジャックは彼女との記憶を追想していた。





出会いは何時だったか。その凛とした立ち居振る舞いに一目で全てを奪われた事を今でも思い出す。共に闘うために「真の太陽」に合流した事を、後悔することは無いだろう。

「共に闘える事は光栄に思うが、私はその手の感情がよく分からないんだ・・・」

初めて花を贈った時、困ったような表情でそう返した彼女『アスキス』の儚げな印象は、今でも強く脳裏に焼き付いている。
否、その時の表情だけではない。戦っている時の勇ましい横顔、戦士団の女性陣と話している時の穏やかな視線。プクリポの団員を愛でている時の年頃の少女の様な緩んだ顔。彼女と過ごした全ての時間が確かにバーンジャックの中に息づいている。

「師匠はいつもいつも!いい加減養女扱いを止めてくれても良いとは思わないか!?」

ヴェリナードへ物資調達へ行った帰り道。フラリと立ち寄った酒場で散々愚痴を聞かされた。それ程相手をよく見ているという事をまざまざと見せ付けられるようで、その姿を見せてくれる程信頼されていると言う喜びと、何処かの馬面隠れヘタレへの嫉妬でとても複雑だった事。

「ギラの魔力を私の蝋に通して熱線のような使い方を・・・?師匠と作って以来他の使い方をしてこなかったが、中々面白い着眼点だな。」

同じ魔法を扱う身として、生き残る為の手段をがむしゃらに探し続けて朝まで語り明かした夜。光や炎であれば、その性質すら蝋で捻じ曲げて変化させられると、童女の様に無邪気に発見を喜んだ事。



全て、全て胸の中に宿して今日まで持ってきた。
そして、忘れもしないあの日の出来事も
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