目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

星辰の羅刹王

ミャジ

[ミャジ]

キャラID
: PH644-410
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 120

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

ミャジの冒険日誌

2019-12-07 14:30:00.0 テーマ:その他

ジュレット遠洋ニ異常アリ~蒼天のソウラ二次創作①~


こちらは、蒼天のソウラの二次創作です。実際の漫画のシナリオ、キャラクターとは相違点や矛盾が有るかも知れませんが、ご理解の上お進み下さい。
使わせていただいたソウラクラスタの方で、不快感や修正点など有れば直ぐにご連絡下さい。
又、今回はコンセプト上、突入部隊等の読者応募キャラではなく、他プレイヤーさんの設定したキャラが多く登場します。そちらにご理解がある方はお進みください。
可能な限り早く修正・削除等対応します。






悪い事と言うのは続くものだ。

顔に張り付く赤い髪を振り払い、近付いてくるアクアメーバとばけガニをギガスラッシュの一閃で纏めて薙ぎ払う。

既に片手では聞かない程繰り返したその行動だが、切り払った敵は減るどころか更に数を増しているようであまりの手応えの無さに辟易する。

ああ、本当についていない。そう思いながらエルフの男性『アレス』は降り注ぐ氷槌呪文《マヒャド》を雷竜の盾で強引に撃ち払い、愛剣である星屑の剣を握り直した。




寄せては返す波と美しい砂浜がウェナ諸島屈指として人気の街「ジュレット」その中央に建つのは普段であれば冒険者たちの活気で賑わう冒険者の酒場。しかし、この日の酒場と言えば、オフシーズンでも稀に見るほどの閑散ぶり。

「ついてなーい!ほんっとうについてなーい!早くヴェリナードに戻りたいのにさぁー!」
「駄々を捏ねたって仕方ないだろう。俺だって行けるなら早く行きたいさ。」
「うぅ~ユナティちゃんに会いたいよう・・・!」

そんな酒場の一角でテーブルに突っ伏している人影と、同卓で呆れたように小言を言っている人物が居た。青い魔法戦士団の制服を纏ったウェディの女性『ミャジ』そして清潔そうな月のローブをベルトで纏めたエルフの男性『アレス』
ヴェリナードで始まった海底離宮の攻略作戦。この2人はその準備や帳尻合わせで各地を奔走していた冒険者だった。

「よりによってこのタイミングで鯖なんてさ~!」

鯖。ミャジは獅子門での防衛戦。アレスは冒険者の依頼で方々の冒険者を探し出す事。お互いに自分の任務をこなし、偶然ヴェリナードへ戻る道中で再開した2人の前に立ちふさがった問題。
時季外れの大群がジュレット周辺の線路上に大発生し大地の方舟の進行が停止、今やジュレットは陸の孤島と化していた。

現在、ジュレットに滞在する冒険者は彼ら2人以外に、何らかの理由があるか、物好きかと言った数人が駐留しているのみで、ウェナ諸島で活動している冒険者の大半はヴェリナードへ向かっている。上下線共に運行していない為、新しい冒険者もジュレットに来れていない。その結果がこの酒場の惨状となっている。

「申し訳ありません、このような時に皆様をお待たせしまって。」

クダを巻いていたミャジとアレスに声を掛けてきたのは他でも無いこの町の町長であるポーレン。ヴェリナード本国から作戦の経緯を聞いているため、挨拶と今後の相談のために2人の元を訪れていた。彼の謝罪の言葉にアレスが慌てて立ち上がる。

「いやいや、頭を上げてくださいポーレン町長!」
「文句言っても鯖が行ってくれる訳じゃ無いもんねー。」

身も蓋も無い事を言うミャジの頭をハリセンで一撃打ち据えるアレス。頭を抱える彼女を他所に、アレスは会話を続ける。

「何事も無ければ、明朝には通り過ぎる見通しだそうです。運行が再開すれば、この街を訪れる冒険者もまた増えるでしょう。それまでよろしくお願いします。」

アレスの発言に、背筋に悪寒が走ったミャジは、恐る恐る手を挙げて、アレスに声を掛ける

「アレス君、こう言う時の何事も無ければって大体フラg・・・」

ミャジが嫌な予感がして口を挟んだが、それは途中で遮られる。何故ならば、酒場の扉が大きな音を立てて開かれたからだ。慌ただしく扉を開けたのはまだ幼さの残るウェディの少女。しかしその瞳は、同年代の子と比べると理知的な光が宿っている。荒い息を吐きながら酒場内を見渡し、その視線がポーレン町長を捉えると、青い表情のまま叫んだ。

「町長さん大変なの!沖合から魔族の軍勢が真っ直ぐにこの街の海岸線に向かって来てるって見張りの衛兵さんが!」

その言葉に冒険者の酒場が凍り付いた。




ジュレット沖合数十キロ。白波を立てて進む一団があった。青い軟体生物や巨大な蟹の軍勢を率いるのは、海の覇者とでも言うような逞しく蒼い巨漢の大男。
大男の視線の先に砂浜が美しいジュレットの街が映ると、邪悪に口角が上がる。

「浅ましきウェディ共の街を攻め落とす!者共!我が槍に続けェ!」

勇ましくも恐ろしい声が響き渡る。

魔族の軍勢『翠煙の海妖兵団』
大津波の如き魔の軍勢がジュレットの街に到着するまで、大凡半日。


ジュレットでもう1つの戦争が始まろうとしていた・・・


いいね! 22 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる