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星辰の羅刹王

ミャジ

[ミャジ]

キャラID
: PH644-410
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 120

ライブカメラ画像

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ミャジの冒険日誌

2019-12-07 18:43:47.0 テーマ:その他

戦場に残りし冒険者~蒼天のソウラ二次創作③~


「と言うわけで、1人戦力が増えまして、5人と1匹で頑張ろうねー!」

呑気なミャジの音頭に無言で答える他の冒険者。アレスに至っては頭が痛いとばかりにこめかみを抑えていた。

「そう言うわけで、手伝う事になったラズよ。よろしくね。」

ラズベリー団の事は伏せて自己紹介を済ませたラズ含めた冒険者達。
一通り面通しが終わった事を確認したアレスが立ち上がる。

「さて、皆知っての通り状況は良くない。ヴェリナードでの作戦の為物資の備蓄は最低限。戦える冒険者は我々のみ。厳しい戦いになる事が想定される。」

良い要素がない現状に、重苦しい空気が流れるが、そこで一つ両手を叩いたアレスが再び視線を集める。

「とは言え、勝算がないわけでは無い。基本的に街での防衛戦をする場合の勝利条件は2つだ。」

そう言って2本の指を立てるアレス。

「一つ。敵の首魁の撃破。だがこれは、今の俺たちの戦力では難しいだろう。」

そう言って人差し指を残して指を握る。

「俺達が狙うのは二つ目の条件。防衛結界の起動。街の防衛機構であるこれを発動させ、魔族達を退ける。」

防衛結界。一部の街などで設置が進むこの機構は、周囲の魔力を動力源として、起動から一定時間の溜めを経て、街周辺の魔族を一掃する機構だ。
主にヴェリナードが主体となって開発が進んでいるこの機構がジュレットにも設置されていたのは冒険者達にとって不幸中の幸いだった。

「防衛結界は周辺の魔族に反応して魔力のチャージを開始する。発動までの時間は約3時間。それまで魔力を溜める防衛結界を守りきれば俺たちの勝ちだ。」

宣言するアレス。具体的な勝算が有ると分かった他の冒険者達の顔も明るい。

「そういう訳だから、巻き込んだ形で悪いけど、よろしくね。」

少々緊張した面持ちでミャジの呼び掛けに頷くのは2人の冒険者。
猫耳の様なプディンヘッドが目を引く魔物使いの『みなゆり』
そして同じ年頃の女性。ハロウィンを連想する服を身に纏い、傍に持つのは空も飛べる箒。魔女と言えばこんなデザインを連想する様な彼女は『ソメイ』
一緒にヴェリナードを目指していた2人もまた、鯖で足止めされ巻き込まれた不幸な仲間だ。側にはみなゆりの連れで有るプリズニャンの『そーめん』がゴロゴロと緊張感無く寝転んでいる。

巻き込まれただけにも関わらず協力してくれた2人とラズに感謝の言葉を伝えたアレスは、咳払いをして仕切り直すと、改めて作戦の説明を続ける。

「今回は変則的になるがメンバーを3人のパーティーと2人と一匹のパーティーに分割して、別々の役割をこなしてもらおうと思っている。」

ジュレットの地図を広げる。海上に置いた敵の駒を滑らせる様にジュレット駅、そして海岸線へと進ませる
「このまま侵攻してくるとすれば、敵は海岸線から上陸するだろう。そこで、ジュレットの構造を活かして、この2箇所をキルゾーンにする。」

指揮棒で刺したのは中層広場へ上がる階段。その合流地点の2箇所だった。

「防衛結界には魔力集める、入口の様な部分が存在するのだが、そこに強い負荷が一定数溜まると結界の機能がダウンしてしまう。」
「魔族ってのは相当魔力の流れに敏感だから、まあまず間違いなくその場所が狙われちゃうんだよね~」

参ったねコリャ。と気軽に言うミャジを黙殺し、アレスは話を続ける。

「そしてその入口があるのがこの階段の2箇所なんだ。逆に言えば、敵はこの場所に殺到する事が想定される。ならば・・・」
「集まった所を一網打尽にするって訳ね。」

後半をラズが引き取る。敵を懐深くまで誘い込むと言う作戦に生唾を飲み込む面々。

「説明が長くなったが、これがパーティを2つに分担する理由だ。俺と共に魔物を引きつけ、抑える[前衛]そして結界の前に来た魔物や魔族を殲滅する[後衛]この布陣で迎え撃つ。」

あえて強気に拳を打ち合わせるアレス。そして思い出した様に、1人の方を向いて重要な事を言い放った。
「ああそうだ、ソメイ君は今回特に重要な役回りをお願いしたい。」
「ヒエっ!?」

自分が話題の中心に。それも重要な役割をなどと言われるとは思ってなかったソメイが悲鳴の様な声を上げる。

「君の回復呪文とその飛行型ドルボードはとても貴重だ。遊撃兼回復兵として、前衛をこなす俺たちのサポートをお願いしたい。」
「はっはい!頑張ります!」

緊張してるのが誰の目にも明らかな敬礼をするソメイに、吹き出す冒険者達。ソメイにとっては不本意だったが、彼らの緊張を解すいい薬になった。もっとも、笑われた本人は膨れ面であったが。

「俺たちの後ろには避難した街の人たちが居る!彼らに為にも、一つ頑張ろうか!」

アレスの号令に応と拳を上げる冒険者達。

長い長い戦いが、いよいよ始まろうとしていた。

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