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星辰の羅刹王

ミャジ

[ミャジ]

キャラID
: PH644-410
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 120

ライブカメラ画像

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ミャジの冒険日誌

2019-12-25 19:53:27.0 テーマ:その他

ブリーフィング・ツー~蒼天のソウラ二次創作11~




「な、成る程、アレス君も結構無茶考えるね。」

改めて作戦を聞いたミャジの第一声はそれだった。

「そういう訳だから、ミャジは海岸線側から攻めて来る方の指揮を頼んだ。」
「・・・拒否権は?」
「無い。」

ミャジの申し訳程度の抵抗を切って捨てるアレス。
取りつく島の無いその反応にミャジはガックリと肩を落とした。

「それとも、ラズの事を後々魔法戦士団のユナティさんに報告しようか?」
「うぐっ!あ、アレス君何時から気付いてたの・・・?」

名指しで報告先を指定する辺りアレスも分かっている。彼自身、ラズの正体は途中から気付いてはいたが、状況が状況なので放置していただけだった。

「う~、頑張ります。」

ミャジが分が悪いと見て白旗を上げる。
実際問題として、彼女に逃げ道など最初から無かったのだが。

「それじゃあ、何か簡単な物を作るので皆んなで食べましょう!」

そう言って手を叩き、酒場の奥に入って行くみなゆり。それを追いかける様にふわふわとソメイも調理場へ消える。
それを見送ったアレスが、思い出した様にミャジに1つ質問を投げかける。

「ミャジ、ちょっと気になったんだが君のグローブはどうしたんだ?」

目に見えて肩が跳ねる。確かに、彼女の手には普段付けている『防衛軍のグローブ』が無くなっていた。

「・・・実は、先程の戦闘で紛失しまして・・・」
「・・・成る程ね。一応国から支給された物だろ?大事に使わないとまた怒られるぞ。」
「・・・だよねー。っていや、またって何さーまたってー!」

普段からの自分の素行を考えろとばかりにため息を吐くアレス。

「ヴェリナードの魔法戦士団様ってのはもっと堅苦しいイメージだったんだがなぁ・・・どこにでもはみ出し者ってのは居るもんなんだな。」
「はみ出し者!?ヒューザ君私の事はみ出し者扱いした!?」

お前以外に誰が居るんだよとそっぽを向くヒューザに食ってかかるミャジ、戦場の只中である事を忘れるやり取りに、アレスも苦笑する。

そんな所にあり合わせで軽食を作ったソメイとみなゆりの2人が戻って来る。
騒ぐヒューザとミャジを見て目を丸くした二人だったが、互いの顔を見合わせて笑い合うと、その輪の中へ入って行く。
戦場でのひと時の休息。和やかな笑い声は暫く酒場から鳴り止むことはなかった。




陽が傾き街が夕日によって紅く染まる。

「時間だ。包囲する全軍に通達。これより冒険者共を殲滅し、街を掌握する。」

そして、潮が満ちる様に、魔物の軍勢が再び街へと歩を進める。

「南北に展開した両翼は階段を登り、中央の建物を包囲せよ。」

恐らく先程までと同じく結界前に陣取るか、中央の強固な建造物に立て籠もると踏んだネブドは、まず包囲を狭める事から始める。
ジリジリと階段を登り周囲を警戒する魔物達。
彼らが階段を登り切ろうとしたその時である。

大砲が発砲された音が響き渡り、轟音が彼らの『頭上』から響き渡った。



「何が起こった!?報告しろ!?」

上層より進撃を開始していた部隊にもその音は届いていた。
状況を確認しようにも、魔鐘による召喚は一方通行。次に召喚出来るまで待つ事しか出来ない。海中よりいでる故に、空中からの伝令を行う兵が居ない事が仇となった。

「隊長!前方に冒険者です!数は・・・1人?」

別の伝令にバナゴルが前方へ目を凝らすと、そこには剣を大地に突き立て、街へと入るアーチの前で仁王立ちするエルフの姿。
たった1人で立つアレスの姿に、バナゴルの口から思わず嘲笑が溢れる。

「1人!?たった1人か!それでこの数の軍勢を相手に取ると!?」

その嘲笑をアレスは黙殺する。
それを本気と受け取ったバナゴルは、全軍に進撃の支持を下す。

ああ、たった1人で充分だとも。アレスは内心呟くと。右手に理力【フォース】の輝きを灯す。その色は赤。煌々と燃える火の理力【ファイアフォース】を構え、そして『左手』に更なる理力の輝きが瞬く。

「な、何!?」

左手に輝くは迸る白光。閃光の如き光の理力【ライトフォース】。
理力の同時展開。本来であれば蛇道であるその使い方にバナゴルが慄く。
その反応を見て一つ笑ったアレスは、両の手に灯った理力の輝きを『一つ』に重ね合わせた。
一際強く瞬いたそれを地に立った愛剣『星屑の剣』に纏わせる。

「爆裂の理力【エクスプロードフォース】!」

白熱する様に白く刀身が輝いく。アレスの衣装にも負けぬ程に眩いそれを引き抜く。
後方へ軽く振るえば、石畳の床に焦げ付いた様な痕が一筋残る。
その迫力に戦慄する魔物の軍勢を見据え、アレスは剣を構えた。

「いくらでも来い。だが、一匹たりともここを通れると思うなよ!!」


ジュレット防衛戦。その第二幕が幕を開けた。


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