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星辰の羅刹王

ミャジ

[ミャジ]

キャラID
: PH644-410
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 120

ライブカメラ画像

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ミャジの冒険日誌

2020-01-28 13:57:30.0 テーマ:その他

決意を下す~蒼天のソウラ二次創作22~




「女王様!」

掛けられた声にマンマーの思考がジュレットへと引き戻される。空いた手で顔を洗うと、声の方へ視線を向けた。

「む、スマヌ少し呆けてしまった。して、何の用だ?」
「アレスさん・・・あ、あのエルフの男の人からの伝言です。そのウェディの子を守って後衛に徹して欲しいと。」
「そうか。確かにこの体では足手まといであろうな。分かった。妾は援護に専念するとしよう。」

リベリオが以前のままではこう答える事もなかったであろう。猫島のよい方向への変化を感じ、マンマーは顔を綻ばせた。




「どうやらあっちは後退してくれるみたいだね。」
「助かるな。後ろに回復が出来る戦力が居るのと居ないのとでは気の持ち様が違う。」

背後の気配が遠退いた事で一先ずこちらのお願いを聞いてもらえた事に安堵するアレス。
武器を上に掲げ、高らかに声を上げる。

「背後には心強い援軍と民間人が居る!そして敵は確実に弱って来ている!文字道理生き返ったばかりで大変だが・・・ここで決着を付けよう!」

アレスが武器を振り下ろすと同時に、前衛となるヒューザとリベリオが駆け出す。

長い長い戦い。その最後の激突が始まった。

ヒューザが攻撃をいなし、リベリオの変幻自在の体術と剣術がネブドを襲う。僅かでも隙を見せればみなゆりの猛烈なラッシュにソメイの旋風呪文【バギクロス】が襲い掛かる。
ネブドの受け太刀には、そして反撃にも暴風雨の如く暴れ狂っていた先程までの圧力は感じられない。
その戦況に対して、アレスとミャジの顔色が芳しくない。

蘇生直後で万全では無いから?・・・否

味方実力を信じていないから?・・・否

先程の様な逆襲を恐れているから?・・・否

『この勝機が時間制限付きである事を知ってるが故に。』

防衛結界は蓄積した魔力を吐き出して稼働する。三時間と言う長い溜めを要するのは、それだけ膨大な魔力を消費する故に他ならない。
ならば、その魔力を使い切ってしまえばどうなるかなど想像に難くない。

防衛結界の効力が失われると言う事。

そうなってしまえば、今は沖合から近付いて来れない海洋兵団の魔物達も再び上陸を開始するだろう。

(ネブドの策略で防衛結界は普段の倍近くチャージする事が出来ている・・・それでも夜明けまで持つかどうか・・・)

それは因果か運命の皮肉か。
防衛結界を発動させるために耐えていた冒険者達だったが、今ではネブドの方が耐える側に回り、冒険者達が時間までにネブドを倒さなければならない。
彼らの立場は完全に逆転していた。
ネブドは果たしてその事実に気付いて居るのだろうか?その疑問を振り払う。
今必要なのはその事実を知る事ではない。ここで確実にネブドを倒し切る『最後の一手』を選び出し、実行する。それこそが。

「それこそが、指揮を執る俺の役目・・・だからな。」

そのアレスの決意とは裏腹に、ネブドの抵抗は緩むどころか激しさを増してゆく。
ヒューザとリベリオの剣を纏めて弾き返し、ソメイの旋風呪文を敢えてその身で受ける。それによって出来た冒険者達の僅かな攻撃の切れ間。僅かな隙を突き、全身を弓矢の如くしならせたネブドはその蒼躯から凄まじい速度でアクアスローを撃ち放つ。
その行先は後方で控えていたキャットマンマーとソーミャ。アレスが盾で相殺すべく駆け込むも、満身創痍の肉体から繰り出されたとは思えぬその一撃は、アレスを身体ごと押し除けなおも駆け抜ける。
突然訪れた命の危機にソーミャは強く目を瞑る。咄嗟にマンマーは庇う為にソーミャを抱き抱える。

だが、その槍は彼女達には届かない。

マンマー達とアクアスローの間に突然『壁』が出現する。
否、それは壁ではなく『氷塊』
氷獄呪文によって生み出されたそれが、巨大な盾代りとなってアクアスローと激突する。
爆発したかの様な激突音の直後に氷塊が粉々に砕け散る。だが、負けじと次々に生み出される氷槌呪文による氷塊の盾。2・3と瞬く間に貫通して行ったアクアスローだが、遂にその威力が殺され停止する。

「ちょっとミャジ!?結界起動したら勝ちなんじゃ無かったの!?」

白煙を上げる氷塊の奥から声と共に『落とし物の』防衛軍のグローブが飛んで来る。
それをキャッチしたミャジは笑顔と共に、手に馴染むそれを両腕に装備する。

「なんか親玉だけ残っちゃったから、もう少し手伝って行ってよ・・・ラズ!」
「仕方無いわね・・・このラズ様に任せときなさい!」

防衛結界を再起動した立役者も再び冒険者達と並び立つ。


そしてアレスも決断を下す。


「ミャジ。最後の詰めにかかろう。今度こそあいつを仕留めて・・・この街を守り切る。」

決意の表情。その言葉に、ミャジだけでなく冒険者達が皆表情を引き締める。




そして、闘いは決着を迎える


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