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星辰の羅刹王

ミャジ

[ミャジ]

キャラID
: PH644-410
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 120

ライブカメラ画像

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ミャジの冒険日誌

2020-04-05 11:23:55.0 テーマ:その他

剣鬼VS英雄志望~蒼天のソウラ二次創作①~




こちらは、蒼天のソウラの二次創作です。実際の漫画のシナリオ、キャラクターとは相違点や矛盾が有るかも知れませんが、ご理解の上お進み下さい。
使わせていただいた突入部隊の方で、不快感や修正点など有れば直ぐにご連絡下さい。可能な限り早く修正・削除等対応します。



ーーーーーーーーーーーーーーー



「そらそら!逃げてないでかかってきな!」
「いやー!?ホントなんなのアンタ!?」

悲鳴が響き渡る。
風泣き岬。エルトナ大陸の末端に位置するその場所に、剣戟の音が鳴り響く。
そこで舞い踊るは二人の人影。
否、片方の人影の近くにはより小さい影が周囲を付いて回る。

「ちょっとかいり!?こんなヤバい知り合いが居るなんてアタシ聞いてないんだけど!?」
「うわ~、凄い速度。目が回るよ~」
「アタシだってこんな奴心当たり無いっての!マユミ!目を回してないで、補助呪文頂戴!」

二つの小さい影を引き連れている方、大きな羽飾りと豪奢ながら実用性に富んだ漆黒の鎧を纏った戦士『かいり』は目前に迫る幾つもの剣筋を必死で捌きながら、相棒であり大切な友人達である妖精『ぱにゃにゃん』と『マユミ』に自分は知らないと必死に弁明していた。事実、かいり達は討伐依頼でこの場所を訪れていた文字通りの『通りすがり』で、彼女達の中にこの辻斬りと面識がある者など居ないのだが。
一方、もう一人の人影。エルトナ甲冑を纏い、艶めく黒髪をリボンで一纏めにしている辻斬りを仕掛けたエルフの女性。エルフ故に背格好はかいりより一回り小さいにも関わらず、全く力負けしていないのは彼女の技量の高さ故だろう。
剣士『かげろう』はさも楽しそうにかいりの渾身斬りを受け流すと、いい笑顔で語りかけた。

「そうつれない事言うなよお嬢ちゃん!こんだけ捌けるアンタは中々の使い手でしょ!でも・・・」

一閃。片手剣で両手剣をカチ上げる。あり得ない事に気を取られ大きく懐が開いたかいりの下にかげろうが滑り込む。

(しまっ!?・・・斬られ・・・)

致命的な隙。だが、懐に滑り込んだかげろうはその刃を振るう事はなく、空いた手をかいりの頬へ伸ばした。
キス出来そうな距離で、両者の視線が交錯する。かげろうはかいりの頬を壊れ物を扱う様に一撫ですると、熱い吐息と共に言葉を囁く。

「まだ困惑しているな?可愛いねぇ。でも、本気でかかって来ないと・・・次は切り捨てちゃうぞ・・・?」

ゾワリ。かいりの背筋が凍る。
それは同性から向けられた熱い言葉や、吐息かかりそうな距離で見える潤んだ瞳にでは無い。

この女【剣鬼】は本気で、本物だ

その表情や仕草からでは隠し切れない殺気に、かいりは本能的に危機感を感じ取る。

「かいりから・・・離れなさい!!!」
「ええ~い!!」
「へ?・・・うげふ!?」

その一拍を吹き飛ばしたのは妖精の二人。ぱにゃにゃんが何処からともなく取り出した『ハリセン』を振り抜き、インパクトの直前にマユミが剛力呪文【バイキルト】を付与する。
息の合ったコンビプレーが放ったハリセンがかげろうを捉え、その体をかいりから引き剥がす。

「いちち・・・精々呪文で援護する程度かと思えば、中々やるじゃ無いか妖精さん達・・・」
「ほらかいり!何ボーッとしてんの!何時もの空元気と猪突猛進であんな奴ぶっ飛ばしちゃいなさい!」
「わ、分かってるわよ!とことんやってやろうじゃない!」

愛剣のオートクレールを正眼に構える。
己の呼吸を意識して、まっすぐにかげろうの姿を見据える。

「良い表情をするねぇ・・・さて、それじゃあ、行くよ?」
「ええ!かかってきなさい!ぱにゃ!マユミ!援護よろしくね!」



「あちゃ、逃げるのかと思ったら本気で始めちゃったよ。大丈夫かなあの子」

一方、気取られぬ距離で、一人の女性がかいり達の様子を見て驚いた様に呟く。女性含めて、その場所には人の気配が一切存在していない。にも関わらず、女性の声に応対する声が近くから上がった。

「お嬢が見初めた方だ。早々に斬られることも無いだろう。ならば、俺達がやる事は決まっている。」
「せやなぁ。きみどりはん。いざって時はいつものよろしゅうな~」
「了解ー!それじゃあ、あの子が持たせてる間に仕込みを済ませる感じで!」
「姐(シャ)?」
「せやなぁ。はっちゃんは念の為にそうしといてや~。」

声はせども姿は見せず。まるで『陽炎』の様な実体無き声が、暗がりで溶けて消えた。
後に残ったのは僅かな枝葉の囁きと、ふわりと香る、鉄や火薬と言ったこの場に似つかわしくない『闘う者』の残り香。
文字通り陽炎の如く。残り香も気付けば風にさらわれ消えていた。


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