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星辰の羅刹王

ミャジ

[ミャジ]

キャラID
: PH644-410
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 120

ライブカメラ画像

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ミャジの冒険日誌

2020-05-04 16:53:59.0 2020-05-06 18:28:54.0テーマ:その他

午前中の執務室より~蒼天のソウラ二次創作①~



こちらは、蒼天のソウラの二次創作です。実際の漫画のシナリオ、キャラクターとは相違点や矛盾が有るかも知れませんが、ご理解の上お進み下さい。
使わせていただいた突入部隊の方で、不快感や修正点など有れば直ぐにご連絡下さい。可能な限り早く修正・削除等対応します。


ーーーーーーーーーー




ペンが紙の上を走る音と、微かに聴こえる細波の音色が響く。

ヴェリナード王国。その王城の一室。数多存在する執務室の一つで、二人の男女が書類仕事に勤しんでいた。

時刻は間もなく昼に差し掛かろう辺り。やや気になるかどうかの空腹がむしろ仕事への集中力を底上げしたり、逆にこの後の昼食を考え散漫になったりと。そんな穏やかな空気が流れる時間。

「アスカ。そっちの進み具合はどうだ?」
「もう少しで一区切りですね。そちらはちゃんと進めてるのですか。ロスウィード。」

室内で作業をしていた眼帯の男性『ロスウィード』が同室の相方に声を掛ける。
声を掛けられたウェディの女性『アスカ』は、手元から目線を上げずに声だけで応対する。軍属と言う、上下関係が厳しい社会に置いて、二人のやりとりは取りようによって友人のそれとも見える程に柔らかい。

「一通り終わりが見えた所だ。手伝いが必要だったら何件かこちらで処理するが?」
「では、こちらの案件に目を通して判断を。貴方が対応した方が適切だと思うので。」

粛々と書類との格闘を続けるアスカによって渡された数枚の書類を受け取る。
机の装飾を見れば、ロスウィードの方が立場が上なのか、僅かに良い物を使っている。
二人は同輩と言う訳ではなく、寧ろ多少ではあるが上下の階級差が有る事が伺える違い。
で有るにも関わらず、先程から見せる気兼ねと遠慮の無さは、彼等が『ただの』軍人では無い故にであった。

「何々・・・ほお、冒険者のサーカス。それがヴェリナードでの公演を望んでいる・・・と。」
「ロスウィード向きでしょう。」

書類に一通り目を通したロスウィードが口角を上げる。普段の軍人然とした表情では無い。さながら玩具を与えられた子供の様な笑い。
それを見て、アスカも密やかに笑う。

彼等の仕事は主に軍や国と冒険者達との橋渡しだ。
軍役と冒険者。両方の足跡を踏みつつ、ヴェリナードに属することにした者たち。
故に、彼等はこの仕事をしている。冒険者と言う奴らは奔放で、時にお役所仕事の人間には想像もつかない様な事件を持って来たりする。そういった時に彼等を繋ぎ、時には国の名代として外交や戦場に赴く。
柔軟に、かつ軍では珍しい柔軟性を求められるこの仕事をロスウィードはそれなりに気に入ってる。

「いっそシェルブリッジを一時貸し出せないか相談してみようか。」
「流石にそれは女王陛下に怒られますよ。北西に有る講義用の劇場はどうですか?」

冗談交じりに王族が『恵の歌』を歌う為にある舞台の名前を出すロスウィードにアスカは笑いながら代案を提示する。
こうして話を進めながらも、アスカの方は手元の書類仕事の進行は止めない。

「そこだと城に近過ぎるし、冒険者が使うには堅苦しいな・・・西の酒場横の広場を使って貰うか。」
「あっ、ロスウィード、その酒場はメルー公が・・・」

西の酒場の一角。一般人では立ち入り出来ない区画には、ヴェリナードの秘匿私設軍である『アストルティア防衛軍』の作戦室が有る。
メルー公・・・もとい総帥Mと名乗るウェディの男性が頻繁に出入りしている事はロスウィードやアスカ達の階級で有れば暗黙の了解である筈だ。
そんな場所の真横にサーカスを連れ込むと言う言葉に、アスカは書類から顔を上げた。

「ああ。最近陛下は公が余り休んでいない事に気を揉んでいたな・・・なのにあんな場所にサーカスなんて来たら『公演の視察に出向いたりしなければ』ならなくなってしまうなぁ?」

回りくどいロスウィードの言葉にアスカは一度目を丸くした後、その意図を理解しフワリと笑う。

「それは心が痛みますが、他に良い場所も無いので仕方ありませんね。そちらを使えるように手配しておきます。」
「いやぁ。公には苦労ばかりかけてしまって申し訳ないな!」

仰々しく額を抑えるロスウィードにアスカの含み笑いが続く。

「ひと段落だな。」
「私の方も一区切りです。」

冗談めかしながらも手早く酒場横の利用許可書を作成したロスウィード達がそんな言葉を交わすと同時に正午を告げる鐘の音が、ヴェリナードに響き渡った。

「もう昼時ですか。」
「そうだな。丁度いい。休憩にするとしよう。」

手早く外へ出る準備を整える。
久々の長いランチタイム楽しもうと、気持ちをオフへと切り替える。
だが、そんな甘い理想は、直後に打ち砕かれる事となる。

慌ただしく駆けて来た足音が、執務室の扉を開いたからだった。



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