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星辰の羅刹王

ミャジ

[ミャジ]

キャラID
: PH644-410
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 120

ライブカメラ画像

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ミャジの冒険日誌

2020-07-21 12:38:05.0 テーマ:その他

This is what party?~蒼天のソウラ二次創作①~



蒼天のソウラの二次創作です。実際の漫画のシナリオ、キャラクターとは矛盾が有るかも知れませんが、ご理解の上お進み下さい。






「ごっはん~ごっはん~♪」

上機嫌な少女の声が廊下に響く。

「アズ、ご機嫌なのは良いけど、他のお客さんにぶつからない様にね。」
「いやいや、そう言うアクシデントがあった方が芸人としては正解だポー」

その声の後ろから、落ち着いた声と、軽い調子の声が続く。
開いた窓から流れ込む海風が鼻腔をくすぐり、微かに聞こえる海猫の鳴き声が心地良いBGMとなり、時折主張するかの様な微かな揺れがこの場所が何処であるかを明瞭とする。

冒険者の少女アズリア。そのPTであるギブとうりぽは、グレン城下町からドルワーム王国への旅程で『大地の箱舟』に揺られていた。

時刻は昼時。三人は連れ立って食堂車へと向かっている。

「ソウラは席取れたかな~?」

ジャンケンに負け一人席取りの為先に向ったPTメンバーの悔しそうな顔を思い出しクスクスとアズリアは笑う。

「ケケケ、あの顔は傑作だったポ!」
「二人とも、もう食堂車だし、騒いでると怒られるよ。」

キャイキャイと楽しそうに笑い合う女子二人を窘めながら食堂車への引き戸を開いた。

「おめでとー!!!」
「へ?」

突然の祝福の言葉に、三人は揃って目を丸くする。
だが、言葉を発した乗客達の視線が自分達の方へ向いてない事に気付くと、先んじて好奇心の強いアズリアが目を輝かせ出す。

「ね、ね!?アレは何やってるの!?」

まるで新しい玩具を与えられた子供の様なその様子は、彼女の外見年齢にそぐわない物だったが、事情をよく知る仲間達は気にも止めない。

「何かのお祝い事だとは思うけど・・・あ、アズ指差しはダメだって。」

指を刺してギブに説明を求めるアズリアに、流石にあれだけでは判断が付かないと答えるギブ。

「お!?君達がソウラの仲間だな!?」
「え?なんでソウラの名前を?」

何にせよ一歩踏み出さなければと食堂車に踏み込んだ直後、入り口付近に立っていた冒険者に声をかけられ、再びギブ達は目を丸くする。

「お!うりぽ!こっち来てくれ!アレやるぞ!」
「ポ!?」

聞き返したギブ達の会話に割って入ったのは彼等の仲間であり、今まさに話題に上がったソウラだった。
ギブ達を見付けるや否や、未だ状況が飲み込めていないうりぽを捕まえると、足早に人垣の中央へ再突入する。

「よっしゃうりぽ!やるぞ!」
「ポ!?アレって、あの“奥義”ポ!?」

人垣を抜けた先、普段の食堂車のテーブルやイスは脇へと避けられ、樽やテーブルを利用した簡易舞台が出来上がっていた。

「「突撃魚!!!」」

その状況と自らに向けられる期待の視線で、うりぽは咄嗟に芸人根性を燃え上がらせる。
繰り出したのはつい先日アズリアと出会った遺跡で魔博士相手に放った奥義“ボケ”

「「かーらーのー?・・・おばけヒトデ!!!」」

派手な効果音でも鳴り響くかの様な勢いでモンスターの物真似を披露する二人
だが悲しきかな、何人かの冒険者は吹き出したものの、全体としての反応は今一つ足りない。
不味い、スベったかと冷や汗がソウラの背を伝う。

「ドアポーーー!!!」
「いおら!?」

軽快な音と共に、うりぽのハリセンがソウラの頭を一閃する。

「いきなりボケをブッコム奴が居るかポ!こー言うのは流れが大事なんだポ!小粋なトークで場を温め、そしてボケで笑いに落とす!そう言う緩急こそお笑いには重要なんだポ!?」
「おぶぶぶぶ!う、うりぽ!わかった!分かったから頭を揺らすのは・・・ウップ」

ソウラの頭に乗り、大きく揺れ動きながら自論を展開するうりぽをなんとか抑えようと悲鳴を上げるソウラ。
ボケた時よりも自然なその様子に、暖かい笑いが周囲から上がった。



「うへー、酷い目にあったぜ。」
「おかえりーボクは面白かったよ!」


揺れる視界で冒険者達に揉みくちゃにされながらなんとかアズリア達の元へたどり着いたソウラを、二人が迎える。
揺れるソウラを見て楽しそうに笑うアズリアが、楽しそうに笑ったまま、ソウラに言葉を投げかけた。

「それで、結局これは何をしてるの?」

ああそれはとソウラが視線を向ける。アズリアとギブの二人がその先へ追従させると、そこには友人と思しき冒険者達に囲まれた、ウェディの男性が笑顔を浮かべていた。

「あの人、誕生日なんだ。で、PTでお祝いしてたら他の冒険者も集まって来て、即席のパーティーがいつの間にか始まってたんだってさ。」

ソウラの説明にギブは得心が行ったと頷く。
大地の箱舟は今海上を運行している。暇を持て余した冒険者にとっては、格好の騒ぐ理由だったのだろう。


しかし、アズリアは未だ疑問符を浮かべていた。





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