第1話「見習い天使の旅立ち」
これは遥か昔のお話・・・。
あるところに一人の見習い天使が居ました。
彼女の名前はリリィ。
師匠である上級天使イザヤールの教えを受けながら、地上で人々の感謝の心“星のオーラ”を集めていました。
星のオーラを天使界の世界樹に捧げることが天使のお仕事だからです。
一人前の天使になるべく頑張って星のオーラをたくさん集めたリリィ。
世界樹が星のオーラの輝きで満たされると天使たちは神の国へと導かれるそうです。
リリィが星のオーラを世界樹に捧げると、世界樹はこれまでにない輝きを放ちます。
これには天使たち皆が期待を膨らませました。
しかしその時、突如として邪悪な力が世界樹を襲います。
それによりリリィは吹き飛ばされてしまい、天使界から地上へ落っこちてしまいます。
自らが守護天使として祀られているウォルロ村へ落っこちたリリィ。
大怪我していたところを宿屋の娘リッカに助けられます。
怪我により天使の光輪が消えてしまったことで姿が隠せなくなり、人の目に映るようになっていたのです。
リッカのお陰で怪我は治ったものの、天使の羽も消えてしまったため天使界へ帰る事が出来ません。
途方に暮れるリリィですが、星のオーラを集めれば力が戻るかもしれないと考え、困ってる人々を助けて回ることにします。
※この続きはバージョン6~7のネタバレが含まれます