第34話「竜のなみだ」
人間になった後も数々の冒険を繰り広げて来たリリィ達。
クリスマスにWi-Fiショッピングで発売されるケーキが欲しいと無茶振りされたり、お宝の地図で青宝箱から1%以下の確率で出る“あぶないビスチェ”が欲しいと言われて何十時間も潜り続ける破目になったりと数々の苦行を乗り越えて・・・嘘です。乗り越えられませんでした(><)
全クエストクリアには膨大な時間が掛かると思われるため一足先に最後の追加ストーリーを進める事に決めます。
ナザム村の村長の娘ミルチャが村の外へ遊びに行ったまま帰って来ないと聞いて心配して捜索する事に。
北東の希望の泉で彼女を見つけ一安心しますが、友達と遊んでいるのでまだ帰りたくないとミルチャに駄々を捏ねられてしまいます。
花束を作ってるというので手伝ってあげるとミルチャは納得して村へ帰って行き、今度は残された幽霊のお友達がその花束をお供えしたい言うので付き合ってあげるリリィ。
ほら穴の中に一緒にお供えをすると、幽霊の少女はかつてこの泉で起こった出来事をリリィに教えてくれます。
幽霊の少女が目撃したのは300年前のエルギオス事件の一部始終のようで、エルギオスが捕まってラテーナ達が殺された後に変な魔獣が現れてラテーナを北の空へ連れ去ったそうです。
一通り話して未練が無くなったのか、幽霊の少女は天へと召されて消えていきました。
ナザム村の村長に報告すると、今度は竜の門の守り手の使命を二度と忘れぬため石碑を作るので手伝って欲しいと頼まれます。
というのも石碑を作るのにドミールの里の竜の語りべを村に呼んだそうですが、約束の日を過ぎても来ないので心配してる様子。
とりあえずドミールの里に行ってみると宿屋で寝込んでいる語りべを見つけ、どうやら山道で足を挫いて歩けなくなってしまった事が分かります。
怪我を治すため特製の湿布薬を作るので材料を集めて来て欲しいと頼まれたので手持ちの分を渡すと、語りべはすぐさま調合して湿布薬を張り付け無事に回復。
薬の作り方はなんとラテーナが教えてくれたそうで、なんでも“竜のなみだ”を探してドミールの里へ来ていたようです。
ラテーナがドミール火山の山頂へ行くと言っていた事を語りべは思い出し、ナザム村へ行く前に彼女にお礼を言いに行くと言って火山へ行ってしまいます。
しかし火山の山頂には誰もおらず、ラテーナと入れ違いになってしまったのだろうとガッカリする語りべ。
“竜のなみだ”を求める彼女が古い歌にそっくりだと言い、リリィにその歌を聞かせてくれます。
それは青い服をまとった娘が英雄グレイナルの許を訪れた時の歌で、娘はグレイナルの涙を求めたようですが断られたようです。
ナザム村まで語りべを送り、村長から謝礼を頂いたリリィは古の時代には今よりも多くの竜が暮らしていた事を教えて貰います。
また北の果てにある高い塔にはアルマトラという竜に似た魔獣が今でも住んでいるそうです。
ラテーナの足跡を求めてサンマロウの町長の屋敷を訪れたリリィは、そこで“竜のなみだ”を探している彼女の話を聞かされます。
生憎と町長は“竜のなみだ”の所在は知らなかったためラテーナは町を去ったようですが、きっと美しい宝石に違いないと町長は考えそれを手に入れて欲しいとリリィに依頼。
仕方ないのでグビアナ城の宝石商を訪ねてみると“ドラゴンのなみだ”と呼ばれる宝石がそれだと教えてくれ、条件を飲んでくれたら譲ると言われて渋々取り引きするリリィです。
その条件というのは宝の地図のダンジョンに眠る“キングダイヤモンド”という宝石を手に入れて来る事だそうで、さくっとダンジョンを潜って取って来たリリィはそれをグビアナ城の宝石商に届けようとします。
するとグビアナの城下町の入り口でなんとラテーナそっくりの女性と遭遇。
しかし彼女はリリィの事には気付いてない様子ですぐに立ち去ってしまいます。
とりあえず宝石商に“キングダイヤモンド”を渡すと、ラテーナそっくりの女性はどうやら“ドラゴンのなみだ”の事を聞いて宝石商の許を訪れていた模様。
しかしそれが“竜のなみだ”ではないと分かってガッカリして去って行ったというから宝石商も不機嫌を露わにしていました。
“ドラゴンのなみだ”は“竜のなみだ”では無かったものの取り敢えず交換して貰い、それをサンマロウの町長に渡すと気に入ってくれたようで喜ばれます。
見せかけの美しさに目が眩むような人間にはこれで十分だろうと、町長に真実を告げる事なく謝礼を頂いて町を去るリリィです。
次で終わりです!