あやねの冒険日誌

本日はＤＱ生誕３０周年の記念日です。
９日前よりＤＱ生誕３０周年カテゴリーの日誌が書けますが、私にとってのその第８弾はドラゴンクエスト世界の勇者というものについて、その正体を記してみたいと思います。

勇者とは、勇気を司る神・グランゼニスの加護を受け、世界を救う力と使命を与えられた存在とのことです。
能力的にはあらゆることができる反面、専門職の者とはその点においては劣っています。
このことを言い換えるなら例えば、勇者よりも
攻撃力なら戦士の方が優れ、
攻撃魔力なら魔法使いの方が優れ、
回復魔力なら僧侶の方が優れ、
器用さならレンジャーの方が優れ、
魅力ならスーパースターの方が優れ、
運の良さなら遊び人の方が優れているという感じです。
ただし、他職の者との大きな違いは、雷属性の呪文が詠唱可能という点です。特に、仲間全員の魔法力を少しずつ集めて放つミナデインの威力は凄まじいです。さらに近年では、盟友の賢者の力を借りて、味方から少しではなく全ての魔力を集めて放つミナダンテという呪文も存在するようです。
また、グランゼニスの加護により、体力の自然回復力も高いです。

勇者独特の力は雷属性呪文の他に、幻を見破る眼、あらゆる状態異常を弾く盾、味方に気力を与える勇気、そして、闇をかき消す光です。
このうち、勇者の光には興味深い点が見られます。

アンルシアが勇者の光を放つことで、マデサゴーラ等の闇の衣を剥ぎ取ります。
また、ＤＱ３では、勇者が光の玉を用いることで、ゾーマの闇の衣を剥ぎ取ります。
それから、ＤＱ７ではフォズがメルビンから取り出した力を具現化させて光の玉を作り出します。

これらを見ると、ロト、メルビン、アンルシアの３人には何らかの繋がりがあるのではないかと、私は感じています。

それから、最近知った事実ですが、勇者の血族であっても、必ずしも勇者になるわけではないようです。勇者というのは、魔王が魔界から人間世界に這い出てきたことに呼応して、その魔王を滅ぼすために誕生する存在でもあるようです。
これに気付いた魔族が、それなら魔王を魔界ではなく、人間世界で誕生させれば、魔王を滅ぼす勇者は呼応誕生しないということで生み出された、初の魔界外出生の魔王がネルゲルです。
けれども、ネルゲルは勇者には倒されない宿命を得たものの、勇者でない者に倒されることになってしまったのでした。

まだまだ謎の多いドラゴンクエスト世界の「勇者」という存在。
今後、新たな事実が判明していくのが楽しみです。