あやねの冒険日誌

本日、月曜からの陸奥巡りから群馬県の我が家に帰ります。昨日は色々とありすぎて、心や頭の整理が追いつかない感じです。
昨年から、大げさな言い方ですが、人生を一からやり直すような思いになりました。そんな中、私の仕事や趣味などの関心事がいつしか秋田県に集中したのでした。さらに、様々な知人がサバイバル的な行動をする中、大きなことを言いつつもどこか有言実行しきれていない自分自身の甘えを払拭したいと思うようになりました。
昨年、宿も予約せずに周囲に干渉されない３日間に思いきって秋田県まで急行したことをきっかけに色々と変わってきました。
そして、本年６月に岩手での用事に行く途中、仙台の近くでできた友人が強くドラクエ好きな方で、それからは月一ペースで南東北へは足を運んでいくことになりました。
夏期は日によっては出勤から帰宅まで１日16時間なんて日もありますが、いわゆるお盆休みもあり、その期間に再び秋田県に来ました。今回の旅の前半については、昨日以前の日誌「緋炎竜斬閃を放った」「比内地鶏味噌ラーメンを食べた」をご覧ください。

秋田県に対して私の関心を強く向けたのは１人のフレンドでした。かきおきメモでの様々な御当地名産品の紹介もそうですが、その方を知るきっかけとなった日誌に記されたドラクエへの思いが強く真剣だと感じさせられました。一方、その方はチームオフ会やよーすぴ散歩などのイベントに様々な理由で参加を逃しているという残念な話も聞いていました。
そのような素晴らしいフレンドさんに楽しい時間をと、様々なネタを仕込んで小さなオフ会でもできればと思って足を運びました。
しかしながら、全国６位の面積で東京23区の約20倍の面積の県なので、どこに行けば良いか不明でまるでサマルトリアの王子を探すかのようでした。けれども、徐々に情報の集まるうちに地域を特定でき、ついにこの度合流することとなりました。「いやーさがしましたよ」は言わなかったですが。

正直、期待と不安が入り混じった状況でした。リアルではドラクエとの関係の有無は別として、私の属性のいくつかを知った途端に手のひらを180度ひっくり返す人もいます。
いよいよ会えたそのフレンドさんの雰囲気は日頃のプレイや日誌と変わりなくも、チャットの不便さで語りきれないことを饒舌に伝えてくれました。大館駅と十和田湖の間を色々とドライブで紹介してもらいました。かつてはアグラニの町のような鉱山街としてその地域は栄えていたらしいです。地図で見た想像だと山林だけのように思えましたが、鉱脈が掘り尽くされることに合わせて過疎や衰退が進んだそうです。その歴史も興味深く、フレンドさんの口から出る新出固有名詞の意味を徐々に掴むうちに、私の地元との共通点も見えてきて、どことなく嬉しさを感じていました。
アカシアや笹が生い茂り、ごうけつぐまやひくいどり、ヘルホーネットなどとエンカウントする可能性のある樹海ラインを登り、十和田湖を見せていただきました。山頂近くで雲に隠れてしまう懸念がありましたが、運良く湖周辺は雲はなく絶景でした。
その他、ババヘラアイスの販売所や閉校した山間の学校などを見させていただきました。
この間は名所紹介の他、ドラクエのプレイの話もしました。最初にプレイした作品、好きな作品とその理由、ドラクエ以外のプレイ経験ゲーム、そしてこのフレンドさんは数多くの人の中で私がとりわけ信頼と尊敬をしているので、諸事情で日誌はもちろんフレンド同士のチャットでも伏せていたキャラ名の由来の質問にこの度初めて正直に答えました。

約四時間の素晴らしい時間でした。今日は早朝に帰路に着くために早く寝なければならないのに、色々ありすぎて気持ちが落ち着かずなかなか寝付けなかったのでした。
今年の元旦に私は今年の目標として「望むもの全てを得る」と「限界突破」を心の中に抱きましたが、またその一つ「そのフレンドさんに会う」を叶えられました。
今年はあと４ヶ月。この間にさらなる「限界突破」をしていきたいと心を整えながら、今帰っています。