このままでは、この世界の民は皆飢えてしまう。食べ物を喰い尽くすかの毛玉を滅ぼさねば…
雪原の武家屋敷に一通のはがきが届きました。
「アメリア様
厳正なる抽選の結果、プレイステーション八が当選しました。つきましては、渡したいのでここに来てね」
ア:やったーなのです!プレステ8が当たったのです!
ノ:いつ応募されたのですか?
ア:身に覚えはないのです!でも、行ってくるのです!帰ったら、◯リオカートや星の◯ービィの新作をプレイするのです!
ノ:それらは遊べないと思いますが…
はがきに指定された場所にアーちゃんは来ました。
?:まさか来るとは思わなかったぞ、毛玉め!
ア:プレステ8をくださいなのです。
?:嘘に決まっているだろ!俺は甘党のリザードマン。お前が我らの世界の和菓子を喰い尽くすと聞いたぞ!
ア:そんなわけないのです。
リ:お前のせいでみんなが餓死しそうなんだ!かくごしろ!
ア:敵の攻撃を受ける直前にカウンターを仕掛けるのです。かの勇者が魔王を破ったときのオリハルコンすら粉砕する奥義を使うしかないのです。
謎の声
二の腕ぷにぷにな短い手足では無理ですよ!
リ:紅蓮撃竜斬、そして紅蓮必砕刃!
ア:やっぱり怖いのです!
アーちゃんは避けました。
リ:ち、仕損じたか。
ア:待つのです。真犯人を思いだしたのです。
リ:なんだと!
ア:かくかくしかじかなのです。
リ:なるほど、確かにかくかくしかじかだな。証拠も十分だ。
ア:かくかくしかじかで、奴こそ犯人なのです!
リ:では、そのかくかくしかじかなる者を討ち取りにいこう。
ア:ふう、助かったのです。でも、プレステ8は残念だったのです。
甘党のリザードマンをけしかけた者がつぶやきます。?:まさかあんな嘘にどちらも引っかかるとは…
※この話はフィクションです。