むかしむかし、伝説の英雄の血を引く放浪の旅人ズーボーがいました。
「ここがカミハルムイなのかー、あ、王様が悲しそうに泣いているのだ!」
うおおおおおおん、うぉん、うぉん!
「王様、何があったのだ?」
「わしのかわいいカルメン姫が邪悪な魔物にさらわれてしまったのじゃあ!」
「おいらに任せるのだ!姫を助けに行ってくるのだ!」
「おお、ありがたい。では、120ゴールドとたいまつをやろう。まずはハルナという職人を探すのだ。強力な装備を作ってくれるであろう」
ズーボーの行く手にはたくさんのモンスターがたちはだかりました。グレートオーラス、キャノンキング、ランドアーマー、アサシンブラッド、デスサイザー、フロストナーガ、メルムノクス、アルクトゥーザ、キングホイミスライムなどが襲いかかってきました。
しかし、ズーボーはグランドクロスで一蹴していました。
ズーボーは職人の元に着きました。
「ハルナさん、装備を作ってほしいのだ!」
「ハルナじゃねえよ、フルッカだよ。何ボケてんだ、ニコロイのじじい!」
ズーボーが事情を説明しました。装備作りに必要な素材を集めるようにフルッカはズーボーに言いました。「あたしゃ、錬金術師じゃないんでね。素材がなけりゃ装備は作れんよ」
シルビアさんからアステライト鉱石、デモニウム鉱石、コットン草、マゴニア草、カラフルブーケをズーボーはもらいました。
「ありがとうなのだ!」
「囚われのお姫様を救おうだなんて、ロマンチックじゃない!」
勇者に扮したプクリポたちからオーブ全色をズーボーはもらいました。
「ありがとうなのだ!」
「アーちゃんなのです!」
こうして集めた素材をフルッカに渡して、ズーボーは強力な装備を作ってもらいました。
後編につづく