【ネタバレ注意】
バージョン6.5後期のアップデートがもうすぐですが、まだ前期のメインシナリオが終わっていないので進めてきました。アップデート日までに前期の物語は終わらないですが、少しずつ進めます。
ハクオウがコウリンを魔眼の月には連れて行けないことから、ジア・クトとの最終決戦の前に領主の館にいるコウリンに会いに行くことにしました。ただし、魔眼の月のことは伏せることにしました。
コウリンはなぜかタケトラ家の台所にいました。タケトラは「台所のタマゴは何者なのだ?」と首を傾げていました。コウリンはなんでもおいしいと嬉しそうに食べるのであちこちから差し入れが来るらしく、台所がお気に入りです。コウリンはアストルティア中のおいしいものを味わい尽くすのではと言われています。コウリンはキリカの草餅を食べていたのですが、ハクオウはその草餅で気になることがあるそうで、草餅を作ったイヨリ大僧正に話を聞きに行きました。
それは一族に伝わる秘伝の草餅らしく、レシピの書かれた古びた糸綴じの書を見せてもらいました。
材料はニガユリ草という繁殖力が強い野草で、そのまま食べると苦くて下痢になるそうです。
しかし、災厄の王襲来時の食糧難対策として、ニガユリ草を銅と一緒に茹でた後、すりつぶして団子のように丸めて蒸すと長期保存も可能で毒性のない草餅になるそうです。
6000年も前の書物が残っていることを疑問に思っていたハクオウですが、実は見せてもらったのは写本でした。
しかし、ハクオウの師匠トゥバンが災厄の王がヤマカミヌを滅ぼした後も生きていたことを知り、ハクオウは嬉しそうでした。
ニガユリ草はもみじこぞうが落とすそうで、それを取ってきて、イヨリ大僧正に草餅を作ってもらいました。
ハクオウが食べていたものより大きいがトゥバンのと同じ香りがするそうでした。ハクオウが食べると味も6000年前のものと同じだと感想を述べました。
「日持ちするので戦場に持って行きなさい」
「お師匠様、ありがとうございます」
「一人で災厄の王に挑むのですね?」
「もう共に戦ったあいつはいませんから。プクラスが災厄の王から生き残るための脱出計画を指揮しています。お師匠様もプクラスと避難してください。」
「こんな時に私の心配など無用ですよ。私はこの地に残ります。取り残された人々を集めて力を合わせて生き抜くつもりです。その草餅が何という草から作られているかあなたに話したことがありましたか?」
「いえ…」
「ニガユリ草はどんな場所にも根を張る強い草。私もニガユリ草のように何としても生き抜いてみせます。ですからあなたも気にせず戦いなさい。あなたは子供の頃から私の草餅が大好きでしたね。その草餅が少しでもあなたの力になりますよう武運を祈っています。」
「お師匠様、今までありがとうございました。」
「とても懐かしい味です。まさかお師匠様の草餅が食べられるなんて思ってもいませんでした。私たちが生きた証は時を超え今の人々に受け継がれている。やはり私は死ぬわけにはいきません。この草餅のおかげで考えが変わりました。私はなんとしてもこの戦いを生き抜いて、コウリンとの約束を果たします。」
ハクオウの依頼は完了しました。