新物語「そして伝説へ… -勇者エイミー編-」の第1話を記します。
前にラグアス王子と撮った写真がありましたが、その時に「ラグアス王に読み聞かせた」絵本のお話ですw
「エイミーや、起きなさい。今日はあなたが16歳の誕生日。王様に旅立ちの許しを得る日でしょう。」
「うーん、うっさい、ばっちゃん。あと5分。」
「さっさと起きんか!この馬鹿孫が!」
そう怒鳴ると老婆はエイミーのベッドを持ち上げて、エイミーごと放り投げました。
「起きたか?」
「いったーい、何すんの、クソババー!」
「さっきも言ったように、今日はお前が勇者として旅立つ日じゃ。」
「え~、やだ!」
そこへ、エイミーの姉のサヤが来ました。
「ねえ、ババア、デート行くから、金ちょうだい。」
老婆の血管が膨れ上がります。
「てめぇら、いいかげんにしろー!」
そう叫ぶと老婆は2人の頭をつかみ、激しく打ち付けました。
バッターン、ビッターン
気絶したエイミーに勇者の冠、服、グローブ、ブーツを着せて、アリアハンの王様のもとへ引きずって連れて行きました。
王様は語ります。
「いまやこの世界は魔王バラモスに支配されようとしている。エイミーよ、バラモスを倒しに行くのじゃ。」
「だ・か・ら、私は行かないって言ってるでしょ!」
老婆がエイミーの背後からメガトンハンマーを振り下ろします。
ゴン!
「はーい、がんばってきます!」
老婆がエイミーの手を振りながら、王様にエイミーのふりをして言いました。
「うむ、期待しておるぞ。しかし、今のままでは心もとない。ルイーダの酒場で仲間を探すのじゃ!さあ、行け!エイミーよ!」
こうして勇者エイミーの旅が始まりました。
この続きはまた次回。