36年前に勇者と戦ったバラモスは人間とエルフがジャージを着てパーティを組んで自らの前に現れることを想像していたのでしょうか。
2/10がドラクエ3の日ということで、それにちなんだ過去の日誌記事を加筆や修正をして再掲します。
最初はバラモスについての詳細を再掲載しておきます。
ある魔界にてデンタザウルスから進化し数を増やしたバラモス属の魔物の長が竜頭魔王バラモスだと、モンスターの配合ルートや複数魔界説から推測できます。そのバラモスの魔界に、別の魔界の長たるゾーマがやってきて関係を結んだと思われます。その過程は交渉なのか侵略なのかは不明ですが、バラモスはゾーマの配下となりました。
地上世界に来てからはネクロゴンドの地にあった城を制圧して自分の拠点に変え、従おうとしない麓のテドンの村を滅ぼしたり、各地に魔物を送って政情不安を引き起こしたり、幸せな日常生活を送る者には呪いをかけて不幸にしたりしました。
滑稽で老けた顔を笑う者に対しては、はらわたを喰らい、強力な呪文で塵にします。
バラモスの戦闘能力としては、メラガイアーやイオグランデ、ベギラゴン、バギクロス、ジバリーナといった攻撃呪文だけでなく、バシルーラやメダパニといった妨害呪文も使えます。それに加え、怪力のため、爪の一撃は敵を内臓ごと引き裂き、巨大な岩を小石のように敵に投げ付けて、物理的なダメージも与えます。特にメダパニによって混乱した相手には混乱喰らいという技によるダメージが増えてしまいます。また、その怪力と重量を生かした地震攻撃であるネクロゴンドの波動は恐ろしい威力です。
さらには、甲殻竜から進化した魔物の長らしく口から煉獄火炎を吐きます。
勇者ロトに倒された後は、ゾーマにゾンビとして蘇させられます。しかし、万一の反逆に備え、蛋白質と知性を持たない状態での復活でした。力を付けたロトに再度倒されます。
その後は冥界にて出会ったサンダーシャウトに歌術や舞踊を指導されたようです。さらに修行を重ねるとジゴスパークやオーバーチャージまで習得するようです。
また、長いドラゴンクエストの歴史の中で、ドラクエ3の物語以後、キングプリースト、冥王ゴルゴナ、クインゾルマ、謎の妖術使いなど様々な術者の手によったり、自身から切り離した影をトロル属の魔物に憑依させるなどして、ある時はゾンビとして復活したり、ある時はきちんと生身で復活したりと、何度も復活を遂げますが、その都度、その時代の勇者に倒されます。
そんな勇者との戦闘という宿命を感じるうちに、いつしかバラモスは勇者に心の奥底で敬意も抱き始めつつあるようです。
その歴史の過程において、ある魔女一族と対峙した際に、バシルーラを詠唱する能力を奪われてしまい、その後は協力関係にあった魔軍十二将と共に叡知の冠により魔法の迷宮に封印されてしまいます。ドラクエ10のバラモスはそれゆえにバシルーラが使えません。
現在では、魔法の迷宮で冒険者が決して再度蘇生できないように、はらわたを喰らい尽くしてしまう戦略の研究をしています。
次にアリアハンの剣。故郷を旅立つ伝説の勇者が愛用した片手剣だそうです。
そして、この剣は異星の生物が錬金術で生まれ変わらせることができることが判明しました。ロト伝説の勇者の形質には諸説があるため、本当に剣で戦ったとも限りません。勇者は実は頭脳明晰で呪文使いだったという説もあり、その異星生物に頼んで、ベホイミとピオラの効果を兼ねた魔法を放てると同時に物理攻撃力は剣と変わらない両手杖に変えてもらったと言われます。
また、実はトロルのような力自慢で乱暴者な脳筋者という説もあり、その異星生物に雷耐性を下げる呪法を込めた棍へと生まれ変わらせるように強要したらしいという話もあります。
また、2枚目の写真ではフリルのビキニ・桃に、ハイビスコサージュとサニーアンクレットを装備していますが、ドラクエ3にはまほうのビキニが存在します。
オリジナルのファミコン版では、勇者と戦士以外の職の女性にとっては最強防具の一つで、人によってはこの格好でゾーマに挑んだ可能性があります。
金の糸で刺繍されたルーンの力により、装備者の柔肌が魔力のバリアで防護されて、高い呪文耐性と高級鎧以上の物理守備力を誇るようになっています。赤い宝石による装飾もあります。誕生起源は、むっつりスケベの魔法使いが可愛い弟子に着せようとして作られたものと言われています。キングマーマンのドロップアイテムでもあり、全防具屋の防具より強いです。
また、ドラクエ3では行方不明のレナという踊り子の無事を確認して、消息願を出していた座長に報告することでもまほうのビキニをもらえます。
ドラクエ3は新たなリメイク版が製作中ですが、個人的にはGBC版を基にグラフィック変更とコンテンツ追加をしてほしいところです。