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蒼鎧両断の大英傑

アル

[アル]

キャラID
: CS433-198
種 族
: ドワーフ
性 別
: 女
職 業
: レンジャー
レベル
: 138

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写真コンテスト

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アルの冒険日誌

2026-02-12 11:17:17.0 テーマ:写真活動

森にひびくカッパのうた

川霧がゆらりとほどける森の奥で、
ひとりのカッパが暮らしていました。



仲間たちはみな川辺で相撲をとったり、
きゅうりを競ったりして賑やかに過ごしていましたが、そのカッパだけは少しちがいました。



背中に古びたリュートを背負い、月が丸くなる夜になると、森の奥へ歩いていくのです。

ぽろん。

最初の一音が鳴ると、木々は葉を揺らすのをやめ、
蛍は灯りを小さくして耳をすませました。


カッパの歌は、川の流れに似ていました。


強くもなく、弱くもなく、ただ静かに続いていく音。

それは昔、川で迷って泣いていた旅人を、そっと家まで導いた夜のこと。


それは、仲間に笑われても、それでも歌うことをやめなかった日のこと。



「どうして森でひとりなの?」



ある夜、子ぎつねがたずねました。
カッパは少し笑って答えます。


「ひとりのほうが、川の声がよく聞こえるからさ」
ほんとうは、少しだけ怖かったのです。
自分の歌が、誰の心にも届かないのではないかと
けれどその夜、森の奥から小さな拍手が聞こえました

ぱち、ぱち、ぱち。


振り向くと、鹿も、梟も、子ぎつねも、
そしていつのまにか仲間のカッパたちまで集まっていました。 「川の声、ちゃんと聞こえたよ」

そう言われたとき、カッパの皿にたまっていた水が、月を映してきらりと光りました。


それは涙だったのか、ただの川のしずくだったのか、誰にもわかりません。

それからというもの、森の弾き語りは続きます。




ひとりで始まり、いつのまにかみんなで聴く歌。




森は今も、
カッパのやわらかな旋律を、そっと抱きしめているのでした。
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