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開発・運営だより -第11号- (2013/9/3)



記憶にも記録にも残る灼熱の猛暑もどうやら盛りを過ぎたようで、秋のような爽やかな風が吹き始めてきました。そろそろサンマかなーと、そんな気になる今日この頃、アストルティアを旅する冒険者の皆さんは、いかがお過ごしでしょうか。

こんにちは、ドラゴンクエストX ディレクターの藤澤です。

前回の「開発・運営だより」の後、8月2日に「ドラゴンクエストX」もついに1歳の誕生日を迎えました!
まだまだ若い世界ですが、無事にこの日を迎えることができたのは、日々アストルティアを訪れてくれる冒険者の皆さんのおかげと思います。

さて、その「アストルティア生誕1周年」のイベントのひとつに、「特別依頼書モンスター大討伐!」がありました。
ご存知の通り、こちらは前回の「巳年記念討伐イベント」に続いて見事"完全達成"という結果となったわけですが、最終日のあまりにも勢いに「運営のデータ操作か!?」などとささやかれるほどの怒涛のラストスパートとなりました。

藤澤はこの手の「みんなで討伐系」のイベントの仕掛けはDQ9の頃からやっていますが、毎回必ず「クリアできるかできないかギリギリのところ」を狙ってハードル設定します。
だって、毎回クリアできることが前提になっていたら、達成感も何も感じられず、面白くないですよね?(そのせいでDQ9の時は何度も「クリアならず」になりましたが……)
なので、今回も「失敗したらそれはそれ」と思っていたので、データ操作なんて絶対にしてませんからね(苦笑)。そこは何卒信じていただきたく。

ただ、そんな風に思えてしまうほど猛烈なラストスパートだったわけです。
では、実際に最終日に、どんなことが起こっていたのでしょうか。
そんなわけで今回の「開発・運営だより」は、「モンスター大討伐!の舞台裏」を「プロジェクト(DQ)X」な体でお送りするのと、最近質問の多い「2ndパッケージってなんだ!?」の豪華2本立てでお送りしたいと思います。

 モンスター大討伐!の舞台裏

今回の「特別依頼書モンスター大討伐!」の概要を説明すると、2013年8月9日(金)~8月18日(日)の10日の間に、下記の10種のモンスターを、それぞれ「2,222,222匹」ずつ倒す、というものでした。

対象モンスター
ビッグハットサウルスロード
ファーラットグレイトライドン
マッドフィンガーなげきの亡霊
モーモンれんごくちょう
つちわらしデザートランナー

前回の「巳年記念討伐イベント」の時もそうでしたが、お題が提示された直後は大体「これ無理だろう……」という、なんとも言い難い悲壮感が漂います。
大討伐系のイベントは仕組み上も「やりたい人だけやる」という有志型イベントなので、この時点でもう諦めてしまう人も多い中、一部の「くじけぬこころ」を持ったプレイヤーたちが、この難題を攻略するための対策をじっくりと練り始めます。

今回、開始当初からマークされていたのは、「なげきの亡霊」でした。
強敵、かつ出現数が少ないというモンスターなので、その読みは間違っていなかったと思います。


2013年8月14日12時時点 (イベント開始から5日経過)

そんな風に始まった今回の大討伐、こちらは開始から5日経過した時点の達成度のグラフです。


この時点で、「れんごくちょう」は早々に討伐達成。
「グレイトライドン」も、ほぼ達成同然の状況でした。

しかし、それ以外のモンスターの討伐数が伸びません。
それまでの討伐ペースに対して予測線を描くと、イベント終了までに討伐達成が見込めるモンスターは、なんと「デザートランナー」だけという状況でした。
終盤にブーストが掛かることを考慮しても、「サウルスロード」「ビッグハット」がなんとか討伐達成できるかも?という程度で、運営会議でも「今回は5種達成くらいか?」という話がされていました。


2013年8月17日0時時点 (イベント開始から8日経過)

時間は進んで、残り2日時点のグラフです。


「デザートランナー」が討伐達成し、合計3種達成。

全体的な討伐ペースは上がっていて、予測線から読む限りでは「サウルスロード」「ビッグハット」の2種が討伐可能圏内に入ってきました。
ですが、同時に残りの5種については、ほぼ絶望的な状況に陥っていました。
今回の討伐対象は、弱い敵と強い敵にはっきり分かれていたので、弱い敵は最後に大勢が力を合わせれば、わずかながら討伐達成できる可能性も残されていましたが、「なげきの亡霊」「マッドフィンガー」の2種は「ほぼ討伐不可能な状況」と捉えており、「完全達成はおそらく無理だろう」というのが運営内の予想でもありました。


2013年8月18日0時時点 (イベント開始から9日経過)

期限まで残り24時間の時点のグラフです。


ここで奇跡が起こります。

毎日夜22時過ぎくらいにプレイヤー数のピークタイムを迎えるのですが、この時間帯に対象モンスターの討伐ペースがいきなり跳ね上がりました。
このペースに合わせて予測線を描くと、この討伐ペースが残り24時間継続すれば、「最終的に全モンスター討伐達成できる」という状況になり、運営側もにわかにザワザワし始めました。


2013年8月18日12時時点 (イベント開始から9日半経過)

───残り12時間。


しかし、ピークタイムはあくまでもピークタイム。そこを過ぎると、やはり討伐ペースもガクンと落ちました。
予測線は、再び達成不可能水域へ……。

しかし、この時、討伐困難と思われていた「マッドフィンガー」の討伐ペースだけは落ちておらず、達成可能圏内を維持していました。
これは藤澤の推測ですが、もしかしたら大討伐イベントの完全達成を目指していた有志、いや勇士たちは、この頃すでに"各個撃破作戦"を愚直に遂行していたのかもしれません。
そして、その作戦が、最後に奏功するのです。


2013年8月18日23時59分時点 (最終版)

こちらが最終グラフです。


日曜日の午後くらいから、討伐ペースは怒涛の追い込みに突入していました。
自分も1プレイヤーとして、ラニアッカ断層帯でみんなと一緒に「つちわらし」を倒していました。
そして、19時頃に「なげきの亡霊」が討伐達成となったことを知らせるドラキーのメッセージが流れ、自分たち「つちわらし組」が全討伐達成のための最終ランナーになったことを知りました。
そして、それからさほど間を置かずに、全討伐達成を知らせるドラキーのメッセージが流れた時は、周りにいた「つちわらし組」のみんなが、お互いの健闘をたたえ合うように「おめでとう!」と言い合い、拍手もあちこちから聞こえてきて、なんとも言えない達成感に包まれました。

ちなみに、その頃ラニアッカ断層帯にいたプレイヤー数のデータを後から調べてもらったところ、イベントをやっていない平常時に比べ、およそ10倍のプレイヤーが集まってくれていました。

大討伐イベントは、絶望的な状況から最後には"完全達成!"というのが2回続きました。
最後の追い込みを見ていると、アストルティアの冒険者たちが力を合わせた時の勢いは本当にスゴイなと、ちょっと泣けてきます。
大討伐イベントは自分も大好きなので、今後も新たな工夫も加えた上で、また実施していきたいですね。

そんなわけで、今回「特別依頼書」で依頼をしてきた錚々たる面々から、お礼の画像が届きました。
こちらに貼っておきます(笑)。


みんな揃ってアイドルポーズ(笑)。
皆さん、改めて、おめでとう。そして、お疲れさまでした。

 2ndパッケージってなんだ!?

さて、今回の企画の2本目ですが、最近「2ndパッケージ」についてのご質問をいただくことが多いです。

それもそのはずで、オンラインゲーム初心者が多い「ドラゴンクエストX」では、多くの人にとって、これが「初めての追加パッケージ」になるわけですからね。
なので、皆さんの様々な疑問を解消すべく、この場でいくつかお答えしていきたいと思います。

質問1 「2ndパッケージ」ってなんなの?
「ドラゴンクエストX」のバージョンは、現在の【バージョン1.5】のように【バージョンx.y】と表記されていますよね。
この【x】の部分を"メジャーバージョン"、【y】の部分を"マイナーバージョン"と呼びます。

"マイナーバージョン"の更新は、これまで何度か実施してきた「大型アップデート」です。
「大型アップデート」は、ネットワークを通じて無料で定期的に実施されてきました。

そして、"メジャーバージョン"の更新に必要なのが「追加パッケージ」であり、【バージョン2】になるために必要な「追加パッケージ」を「2ndパッケージ」と呼びます。

"メジャーバージョン"の更新は、言わば「超大型アップデート」とでもいうところでしょうか。
「新ストーリー」・「新職業」・「新職人」・「新マップ」・「新システム」など、様々な追加要素がドラゴンクエストXに加えられます。

質問2 「2ndパッケージ」で遊ぶためにはどうすればいい?
「2ndパッケージ」は、発売されている全ハード(Wii/Wii U/Windows)に対して、「パッケージ版」が発売されます。
また、Wii U版とWindows版には「ダウンロード版」がございます。お求めやすい方法で、お買い求めをお願いします。

その後、「2ndパッケージ」の追加インストール、および2nd用レジストレーションコードの登録をしていただくと、「2ndパッケージ」の追加要素で遊ぶことができるようになります。

質問3 いくら?
正式な発表は別途しますが、値下げ後の「1stパッケージ」と同程度を予定しています。

質問4 2ndパッケージがないと遊べなくなる?
「2ndパッケージ」発売後も、「2ndパッケージ」なしでもこれまで通り「1stパッケージ」の範囲内のゲームプレイは可能です。

質問5 複数のハードで遊んでいる場合はどうすればいい?
複数のハードで「2ndパッケージ」の追加要素を遊びたい場合は、それぞれのハードに対応した「2ndパッケージ」の購入をお願いします。

質問6 「2ndパッケージ」発売後にドラクエXを始める人は、「2ndパッケージ」だけ購入すればよいですか?
「2ndパッケージ」だけを購入した状態では、ドラゴンクエストXで遊ぶことはできません。

「2ndパッケージ」は、「1stパッケージ」分の遊びを充分に楽しんだ人がさらに要素を追加したい場合に必要な物と考えてもらえれば結構です。
なので、「2ndパッケージ」発売後にドラクエXを始める人は、まずは「1stパッケージ」だけを購入し、「2ndパッケージ」の追加要素も楽しみたいと思ったタイミングで「2ndパッケージ」を購入する、というので充分だと思います。

最初から、「2ndパッケージ」の追加要素も含めて遊びたい場合には、「1stパッケージ」と「2ndパッケージ」の両方を購入する必要があります。

質問7 発売はいつ?
9月19日から幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2013」で発表する予定なので、もうしばらくお待ちください!


 おわりに

8月21日に、パシフィコ横浜で開催された「CEDEC2013」にて、本当に久々にゲーム開発者の方々に向けた講演をやりました。

「ゲーム開発者以外が見てもわかりやすかった」という感想も多くいただけたのと、これまで「ドラゴンクエストX」がやってきたことのまとめ的な内容になったので、この場でも講演のまとめの記事をいくつかご紹介しておきたいと思います。
ご興味のある方は、「ドラゴンクエストX」というゲームの成り立ちについて、ぜひ一度お読みいただければと思います。

「日本人のためのMMORPG開発──『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』の挑戦【CEDEC 2013】」(ファミ通.com)

[CEDEC 2013]「日本人のためのMMORPGの開発」聴講レポート。「ドラゴンクエストX」が破ったオンラインゲーム開発の"常識",そしてドラクエが挑戦する理由とは?(4Gamer.net)

【CEDEC2013】『DQX』時代に合わせて新しいことに挑戦する(ジーパラドットコム)

さてさて、「2ndパッケージ」も楽しみですが、その前に【バージョン1.5】「中期」の公開が待たれていますよね。
こちらは「前期」からの間隔が長くなってしまっていて申し訳ありません。
現在開発内では「2nd」・「中期」・「Windows版」と様々なバージョンの開発が並行しており、それぞれのバージョンの完成度がより高まるよう、公開時期については慎重に検討しています。

「中期」の公開時期と内容については、9月19日から幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2013」にて詳しいお話ができると思います。
上記の通り、同じ場で「2ndパッケージ」の発売日など、先の展望についてもお話しできると思うので、もう少しだけお待ちください。

では、今後もドラゴンクエストXをよろしくお願いします。

2013/9/3 ドラゴンクエストX ディレクター 藤澤


バックナンバー
開発・運営だより -第1号-「メンテナンスについて」
開発・運営だより -第2号-「サポートスタッフのお仕事」
開発・運営だより -第3号-「ドラゴンクエストXの中長期的な展望について」
開発・運営だより -第4号-「ジャンフェスの報告と2013年の展望」
開発・運営だより -第5号-「【バージョン1.3】速報と中長期的展望の更新」
開発・運営だより -第6号-「不正アクセス対策について」
開発・運営だより -第7号-「第2回アンケート集計結果」
開発・運営だより -第8号-「【バージョン1.4】の歩き方」
開発・運営だより -第9号-「ディレクターリアル夜話まとめプラス」
開発・運営だより -第10号-「【バージョン1.5】の「中期」以降の予定」

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