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忍よ、夜を、世を駆けよ。
今宵の狙いは、悪名高い城主が隠す巻物。
忍は水の民、堀など難なく泳ぎ城へと向かう。
敵侍が来れば手裏剣で応戦、その正確さもさながら、瞬きする間もなく敵の懐に入り込み、なぎ倒す。
その顔は、自信に満ち溢れて。
時は戦国、今宵も忍は夜を駆ける。

大丈夫かい！？

ケガは……うん　なさそうだね
もう泣かなくてもいいよ
絶望しなくてもいい
お夕飯何にしよっかなとか考えちゃってもいいんだ

モンスターに囲まれているのにどうしてって？
それはもちろん　この俺が　来たからさ！！

ひらひらと舞い散る桜
夢か現か
貴方はいない

桜の花に　恋を重ね
君を想う

どうか桜よ　舞い上がれ
時を戻し　会わせておくれ
愛しい　愛しい　あの人に

母様！なんて見事な月でしょうか！

こんなに月の きれいな夜は
心尽くして枝をふり
咲かせてみましょう 薄紅に

龍神の親子は楽しげに
満開の桜の海を游ぐ

仕事帰りに見下ろす町が一番好きだ。
空には煙突が立ち並び、その下に人々が暮らす路地がある。
火の粉と煤にまみれた俺の体に、赤い夕焼けが沁み渡る。
さあ、家に帰ろう。また明日が来る。

小さな体に、大きな剣をかかげて。
演じるのはお兄ちゃんに聞かせてもらった英雄譚。

大好きな英雄みたいに、皆んなを救ってみせるよ！

なにかを変えるために手探りで歩いてきた。
迷い込んだ夜、ひとつの灯火だけを頼りに。

行く先々で灯った思い出達が、足元を照らしてくれた。
光があんならどこへでも、夜明けよりも先にやって行けるさ。

旅を続けようやないか、まずは君の目が映し出す絶景へ。
見つけた答えを灯しに。
君の手を取って、隣へ。