2023/08/23
日誌を書いた!
『おぼろ忍群』。それが店主の部下たちの名前だった。 はるか古代のエルトナ大陸にあった王国『ヤマカミヌ』に仕え、敵国に忍び込んでの諜報活動や...
コメント1件 / いいね!0件
2023/08/23
日誌を書いた!
*** ――〇月×日 土曜日 朝十一時五十五分。 レンガの氾濫が起こる少し前。 ごとん、と。呪術王のアジトに鈍い音が響いた。胴体と泣...
コメント0件 / いいね!0件
2023/08/23
日誌を書いた!
「…あ、あんたまさか、俺を使ってポポムを脅すつもりか!!?対策チームの奴らを脅そうってことか…!?」 「はあ?そんなことして何の意味があ...
コメント0件 / いいね!0件
2023/08/23
日誌を書いた!
ので、額を地面に押し付けて平謝りする。 「いや、ほんとに悪かった!俺も請け負った仕事を放り出して、人様に迷惑かけるのは本位じゃなかったん...
コメント0件 / いいね!0件
2023/08/23
日誌を書いた!
「――君、僕に何か言うことがあるんじゃない?」 開口一番、声音からして不機嫌を隠そうともしないオーガの店主は、いきなり俺をなじった。 ...
コメント0件 / いいね!0件
2023/08/21
日誌を書いた!
その次に脅威となったのは、呪術王配下(と思われる)魔物の襲撃だった。 レンガの大氾濫は魔物たちにも大打撃を与えたようで、レンガに押し流され...
コメント0件 / いいね!0件
2023/08/21
日誌を書いた!
ホレイスの伝令が続く中、部隊員たちに再び衝撃が走ったものの、これもまたすぐに落ち着いた。想定外の事態が続いても、立ち直りが早い。よく練兵され...
コメント0件 / いいね!0件
2023/08/21
日誌を書いた!
――〇月×日 土曜日 午後十二時五分 当時のオールドレンドアには、呪術王カワキが生み出した二体の怪物がいた。その片割れが、『走るレンガ』...
コメント0件 / いいね!0件
2023/06/14
日誌を書いた!
「今からそんなだと先が思いやられるが――ま、一個の社会経験だと思ってあきらめようや。世の中、ここよりやばい戦場はいくらでもある。フィンゴルの行...
コメント0件 / いいね!1件
2023/06/14
日誌を書いた!
数瞬、緊張の糸が切れたかのようにぼうっとした。 疲れからか、考えがまとまらない。頭痛のする額を押さえながら、この後どうするかを考えた。 外...
コメント0件 / いいね!0件
2023/06/14
日誌を書いた!
――〇月×日 土曜日 朝十一時五十五分。 オールドレンドア島、地下数十メートル地点。レンガ造りの球体の壁に囲まれたその場所は、ゴウンゴウ...
コメント0件 / いいね!0件
2023/06/14
日誌を書いた!
野盗の宴席に正面から乗り込んだメルトアは、懐にしまったナイフを、件の野盗に突き刺そうとした。寝入りばなを襲えばまだしも良かったのだが、残念なが...
コメント0件 / いいね!0件
2023/06/14
日誌を書いた!
――ベリルという男は、ヒトを動かすのが得意な男だった。モリナラ大森林の奥深くに巣くう野盗たちをまとめ上げ、近隣の村々を襲って私腹を肥やすばかり...
コメント0件 / いいね!0件
2023/06/14
日誌を書いた!
乾誠介という青年がアストルティアに来たのは、十年ほど前のことである。 倒壊するビルの下敷きになる――と、思った次の瞬間、見知らぬ森の中に...
コメント0件 / いいね!0件
2023/06/14
日誌を書いた!
「――ふむ。意気良し」 フィンゴルは仔細を聞かず、そのまま部隊長たちに向けて言った。 「遊撃隊に参加させよう。戦地を広範囲で動き回る遊...
コメント0件 / いいね!0件