アオマリモの冒険日誌

街談機関　その６「マシラの舌」１４

　『百刀の剣士』の公演が終わって、ガタラの表通りに戻った頃には、すっかり夜が深まっていた。 　四年ぶりの観劇だというのに、その内容はまるで頭に...

2021年　お世話になりました

こんばんは、アオマリモです。 早いもので、本当に早いもので、2021年も今日で終わり。 毎年大晦日に日誌を書くようになってから早5年目、年次行...

街談機関　その６「マシラの舌」１３

問題だったのは、舞台にはまりだした時期だろう。 ちょうどこの頃、母はグレン軍を退役し、家で過ごす時間が長くなった。故に、母は「本格的に息子へ稽...

街談機関　その６「マシラの舌」１２

幼い頃の俺は生真面目だったので、両親の言いつけをよく守った。母の課題は期限までにきっちりこなしたし、親父の忠告通り、可能な限り無用なケンカは避...

街談巷説　その６「マシラの舌」１１

さて、母について話そう。 一般家庭における子供のあやし方、いわゆる「ほーら高い高い」とか「祭り囃子を見せるために肩車してやろう」といった行為...

街談機関　その６「マシラの舌」１０

俺はひとまず聞き役に徹することにした。男の主張は続く。 「どこぞのジャーナリストが、聞きかじった噂と与太を繋ぎ合わせただけの、裏取りをはなか...

街談機関　その６「マシラの舌」９

さらに、「呪術王」の罪科は精神操作呪文の乱用に留まらない。 「呪術王」は、この精神操作呪文と同様の効果を現す「麻薬」を生み出し、世界中にばら撒...

街談機関　その６「マシラの舌」８

ガタラ図書館は、つい2〜3年前に出来た比較的新しい施設で、採掘ギルドのすぐ近くにある。俺はそう頻繁に利用しないので、蔵書についてはよく知らない...

【企画】アストルティア架空職業診断　2021夏

アオマリモです。 何度かの開催です。今度もお付き合いいただければ。 ○概要 希望するDQXプレイヤーさんをモデルに、アオマリモが「アストルティア...

染色花高すぎる問題について(後編)

＊議題に対する異議で、個人的に印象に残った記事 記事の要点： ・ドレスアップにかかる資金が高いとは思うが、「レア花が高いせいでドレアする人が減...

染色花高すぎる問題について(前編)

◎はじめに 最近、Twitter上でとある方が上げたブログ記事が紛糾した。その中で上がった議論の広がり方が面白かったので、記録として書いておく。...

街談機関　その６「マシラの舌」７

「で、マジでなんでアンタがこの街にいるのよ。言っとくけど、裏クエスト関連なんて抜かしたらしょっ引くわよ」 秘密警察の長たるポポムは、件の店長...

街談機関　その６「マシラの舌」６

「けど父さん…僕は英雄になりたいんだ…こんなコトじゃ、英雄になんてなれない…」 「痛みに耐えるばかりが英雄というわけでもないよ。逃げることで...

街談機関　その６「マシラの舌」５

その後、ガタラへの引っ越しを挟み、転校先のスクールで同じように授業を受けても、一向に呪文はうまくならなかった。 メラはうまくすればマッチ程度の...

街談機関　その６「マシラの舌」４

＊＊＊ いい機会だから、ここで俺の家族について話しておこうと思う。 父親はドワーフ、母親はオーガで、弟もドワーフだ---と説明すると、大抵...