レオナルドの冒険日誌

蒼天のソウラ二次創作『ぶらり昼どき地獄巡り』その2（完）

「うわぁ、素敵！故郷の山を思い出します！！」 祈りを捧げるように手を組み合わせ、め～たの心は弾む。 しかしながら、『貴女の故郷どんなやねん！！！...

蒼天のソウラ二次創作『ぶらり昼どき地獄巡り』その1

しまった。 完全に敵を侮っていた。 セ～クスィ～は事前の分析が足りなかったことを心から悔いていた。 まさしく煮え油を呑まされた五臓六腑は悲鳴をあ...

蒼天のソウラ二次創作『calm before the storm』その20

『心残りがある。 レイダメテスの堕とし仔と自称する、ジェルミの子どもたちのことだ。 最近は傷の影響で意識が虚ろになる時間が増えた。 加えて老いた...

蒼天のソウラ二次創作『calm before the storm』その19

ダイヤモンドダストのようにキラキラと光を反射し消えゆく様にもはや興味はないと、踵を返しメタルソウラを伴ってケルビンは歩み行く。 「持ちなさい！」...

蒼天のソウラ二次創作『calm before the storm』その18

これがいわゆる走馬灯というものであるなどと、サンプル５８７には知る由もない。 光の奔流に焼かれて体組織の大半を失い、内からの圧力に引き千切られて...

蒼天のソウラ二次創作『じローライフ』その9

プリザーブドフラワーとて、永遠ではない。 保存環境により１年から１０年と、その寿命は大きく変動する。 まずもって大敵なのは直射日光と高温多湿。 ...

蒼天のソウラ二次創作『じローライフ』その8

「オスシちゃんもいなりもごめんね～、手伝わせちゃって」 「全然、お花運ぶの、いつも楽しみです」 「いいよいいよ、私もちょっと興味あったし」 それ...

蒼天のソウラ二次創作『calm before the storm』その17

「………ふぅ…これでよし」 しこたま虹をかけたあとで、何に満足したのかわからないが、ケルビンはシャキッと立ち上がった。 全身から迸る謎のオーラで...

蒼天のソウラ二次創作『calm before the storm』その16

眼の前の獲物を追いながら、サンプル５８７は困惑の最中にあった。 自らが偽物と知らぬ哀れなマスタージェルミの複製体に命じられた、グランドラゴーンの...

蒼天のソウラ二次創作『じローライフ』その7

戴物のマグロの柵、キングサイズ１本分から切り出した丸々ともなれば、食べ盛りを抱えるいなり家でも手に余る。 大半を一旦冷凍保存し、今日までベストな...

蒼天のソウラ二次創作『calm before the storm』その15

「………とにかく、上からどいてもらっていいですか？」 ケルビンからすれば会心のパーティ申請、しかしながら未だにケルビンに踏みつけられたままのユク...

蒼天のソウラ二次創作『calm before the storm』その14

未だ傍らで虹を描くケルビンをよそに、メタルソウラは古ぼけた絨毯をつま先で引き千切りながら走り出す。 既にコマンドは受領済みとあれば、会話を待つ様...

蒼天のソウラ二次創作『じローライフ』その6

「さぁて、やっていきますかぁ」 掘り出し物の鉄鍋を傍らに、じにーは刑部邸のワンルームの一画に設けた流し台に立ち、腕をまくる。 育てる、と形容され...

蒼天のソウラ二次創作『じローライフ』その5

「おじゃましま～………」 何だかんだで、清掃に勤しむじにーをちょくちょく手伝っていた３人であるが、修繕工事を経て新生したたぬきち邸を訪れるのは今...

蒼天のソウラ二次創作『calm before the storm』その13

「…メモリー…キューブ？」 「そう。この金属体には、君の記憶と行動パターン、そして戦闘データが記録されている。バックアップというやつだよ」 客人...