2024/02/01
日誌を書いた!
いなりの全速力からの衝突の威力は凄まじく、鼻血を吹き宙を舞いながら、かげろうは走馬灯のようにかつて誰かに向けた自分の言葉を思い出していた。 『…...
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2024/01/29
日誌を書いた!
踏み込みから踊るような身体の回転を加えて右からの横薙ぎ、止められずからくも流した所へ、鎌首をもたげていた左の一刀が袈裟に振り下ろされる。 何とか...
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2024/01/28
日誌を書いた!
「…ここからは時間との勝負だ!遅れをとれば捨て置くぞ!」 「こっちに構わないでいい!必ずついていくから!」かげろうといなりが捕らわれた大樹へと続...
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2024/01/28
日誌を書いた!
そして、狸がじにーに告げた決戦の刻。 「…う~む…雲行きが怪しくなってきた」 カミハルムイの外縁、防衛ラインに組み込まれた永楽は、遠くに見える山...
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2024/01/28
日誌を書いた!
「ん~っ、流石に呑み過ぎたぁ…」 たらふく酒を浴びたとて、翌日に引き摺るヤワな肝臓ではない。 とはいえ免れぬ身体のむくみと寝不足からくる気怠さを...
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2024/01/27
日誌を書いた!
「真なる敵は石塊の魔物。かげろう殿の調べでは『夜行石』などと呼ばれておるらしい。もとは宝石かただの石っころか、それが強い魔力と瘴気に晒され自我を...
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2024/01/27
日誌を書いた!
「で、私のマブダチを連れ去ったあの阿呆は、何処?とっとと助けに行きたいんだけど」 本題をサクッと切り出し、キャラメルを嗜むように口の中で酒粕を転...
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2024/01/27
日誌を書いた!
空気抵抗により珠から矢じりの形へ転じる程の高速でアカツキ目掛けて突き進むピンクパール。 勝利を確信したじにーであったが、この場に唯一、じにーのス...
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2024/01/27
日誌を書いた!
「きぇい!!」 鼻が捩れる程の強烈な酒の匂いと僅かな獣臭に恐る恐る目を開けば、眼の前に視界を埋め尽くすほどの茶色い塊がそびえている。 特大の数珠...
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2024/01/26
日誌を書いた!
投げ捨てるでもなくただ小太刀の柄を手放せば、地に落ちる前に小太刀は蒼白い炎に包まれ鬼火へと戻り、再び他の2つに並びゆらゆらと浮遊する。 そして次...
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2024/01/26
日誌を書いた!
散発的に火の玉が起こり、その度一瞬夜闇を血の色に照らす。 空に浮かぶ無数のからくり仕掛けの怪鳥から放たれ迫りくるミサイル、その全てを、鋼鉄の巨人...
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2024/01/24
日誌を書いた!
修道服にも似た、知性を感じさせるローブ。 しかしそれに身を包んだ金髪の女史は、リンジャの塔の私設研究室にてショートヘアをやかましく振り回し、およ...
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2024/01/23
日誌を書いた!
「…おお」 夢枕にたったしんりゅうの姿を、寝惚けたらぐっちょはいつぞやの竜とは気付かず、ただただ平伏する。 「そなたの真摯な願いはしかと届いてお...
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2024/01/23
日誌を書いた!
『………かしこみ、かしこみ申し上げまするー』 雲を材質に形造られたすまいの中、世にも珍しい金色のしんりゅうはゆったりとその巨大な体躯を横たえ、下...
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2024/01/20
日誌を書いた!
永楽と別れ、逃げるように乗り込んだ大地の箱舟がカミハルムイの駅に滑り込む頃には、すっかり夜も更けていた。 永楽によりもたらされた情報の中で一番の...
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