レオナルドの冒険日誌

蒼天のソウラ二次創作『テルマエ・テルル』その2（完）

「ん…？」 一息に露天風呂までセ～クスィ～を押しやる道すがら、テルルはふと、理路整然と整った大浴場の中であって一つだけ、はぐれて転がる湯桶を目に...

蒼天のソウラ二次創作『テルマエ・テルル』その1

「んっ？ずいぶん遅かったなフタ…」 テルルに招待されたスパガーデン、そのシャワールームにて一足先に泡に包まれていたセ～クスィ～は、ようやく現れた...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その38

「えっ？可愛い～！！ぬいぐるみ？何処で買ったんですか？」 駅へと続く道行けば、らぐっちょはたちまち黄色い歓声に包まれた。 「あっ…いや…」 「や...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その37

そしてユクよりも一足早く、失われたはずの瞬間移動呪文の燐光をまとわせウェナ諸島に２つの影が降り立った。 「………随分と、久しく感じるな」 かつて...

蒼天のソウラ二次創作『無事息災』

３歳の『髪置』に始まり、男児は５歳で『袴着』、女児は７歳で『帯解』の節目を迎える。 五大陸例に漏れず、エルトナ大陸もまた、かつては様々な災厄に見...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その36

アルファやベータのみならず、冒険者たちも各々、導かれるように彼の地へ向けて進みだそうとしている。奪われた手帳に記された情報を読み解き、ユクがいよ...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その35

ハクトは相変わらずモニターをがんと見つめながら、ケルビンお手製の携帯食を一口かじる。 種々のドライフルーツと腹持ちの良いナッツ類を細かく刻み、脳...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その34

ハクギンブレイブは、密かにケラウノスがハクギンブレイブのコンディションデータを逐次ケルビンのもとへ送信していることを知らない。 「うっ………」 ...

蒼天のソウラ二次創作『じローライフ』その25

「どこできっても　かわりないだんめん　ふれるとつたわる　ふかいなしめりけ　これはもしや　ふるさとのつち！？」 ずっきんこを中心として座布団に正座...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その33

「………相変わらず、独断専行ですか」 おきょうは頬杖をつきため息をこぼしながら、じっとりした目でモニター内のセ～クスィ～を睨んだ。 この部屋に監...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その32

「………あの時か」 ドルブレイブの施設内、仮眠室のベッドに移され、未だ眠ったままのフタバの隣に腰掛けたセ～クスィ～は、思い当たる節を脳裏に浮かべ...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その31

そして、本題である。 ハクギンブレイブに関してつづられたページを終えてなお、ケルビンのレポートにはまだ厚みが残されている。 「………おきょう、こ...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その30

「………フタバは、大丈夫なのか？」 ガラスの向こう、カプセル状のメンテナンスドックに横たわるフタバをセ～クスィ～はじっと見つめた。 「システム一...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その29

「…っ…く…これはなかなか…」 ともに部屋を出たヒッサァが後ろ手に襖を閉めるなり、ガクリと膝をついたらぐっちょは、りゅーへーの前ではけして見せる...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その28

「ヒッサァ殿、義母様のこの状態に何か心当たりがあるんですかの？」 ただ呆然と術もなくアルファ達を見送った刹那、絹を裂くようなりゅーへーの悲鳴に振...