2024/02/17
日誌を書いた!
正座から立ち上がりざま、左腰の鞘からすらりと刀を引き抜き、上段に構える。 珍しく一刀だけを携えるその手に握られるは、目にも鮮やかな翡翠の柄。 い...
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2024/02/14
日誌を書いた!
「………色々ハラハラしちゃう」 家主のテルルは一連の流れをフタバへ懇切丁寧な説明に加えて、普段はダンスの段取りを描くホワイトボードに種々イラスト...
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2024/02/14
日誌を書いた!
「母様!」 しんりゅうの住まう、雲の御殿。 「…なんだ?」 未だ僅かに夜明け前、微睡んでいたしんりゅうことアキバは愛娘の呼ぶ声にうつらと目を開く...
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2024/02/11
日誌を書いた!
夢を、見ている。 山奥に打ち捨てられていた古民家。 そこが、心眼たぬき、刑部権左衛門本近と、在りし日のアカツキのささやかな住まいであった。 刑...
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2024/02/11
日誌を書いた!
かつてカミハルムイが夜行石を回収した折、その囁きを聴き、それが邪悪と知ったうえで警備兵のことごとくを斬り裂いて再び世に解き放った大罪人。 後世に...
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2024/02/10
日誌を書いた!
妖樹から抜け出した2人、そして山頂に辿り着いた2人と一匹を視認する前から、アカツキは割砕くほどに地を大股で踏みしめる。 腰元に手繰り寄せた鬼火か...
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2024/02/06
日誌を書いた!
「………あの、気になったりとか、してない?大丈夫?」 ザクバン丘陵よろしく、半円のくぼみが規則正しく無数に並ぶ鉄板へ、鰹節と魚粉をふんだんに混ぜ...
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2024/02/04
日誌を書いた!
「…意外と、やる」 アカツキは遠くガーゴイルの一体の瞳を借り、こちらに近付く3者の姿を確認した。 かつての師と、トドメを指しそこねたウェディの女...
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2024/02/03
日誌を書いた!
「まずは一刻も早くここから出るぞ。いなり、いつぞやの夢を覚えているか」 「はい」 差し出された手を握り返して立ち上がり、答える。 かげろうと本気...
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2024/02/02
日誌を書いた!
「ちょ…おま…それ………もしかして…」 「あ、やっぱりわかっちゃう感じ?いや~、大変だったのよ。結構年数経っちゃってたから、廃車になってるのは覚...
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2024/02/01
日誌を書いた!
いなりの全速力からの衝突の威力は凄まじく、鼻血を吹き宙を舞いながら、かげろうは走馬灯のようにかつて誰かに向けた自分の言葉を思い出していた。 『…...
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2024/01/29
日誌を書いた!
踏み込みから踊るような身体の回転を加えて右からの横薙ぎ、止められずからくも流した所へ、鎌首をもたげていた左の一刀が袈裟に振り下ろされる。 何とか...
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2024/01/28
日誌を書いた!
「…ここからは時間との勝負だ!遅れをとれば捨て置くぞ!」 「こっちに構わないでいい!必ずついていくから!」かげろうといなりが捕らわれた大樹へと続...
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2024/01/28
日誌を書いた!
そして、狸がじにーに告げた決戦の刻。 「…う~む…雲行きが怪しくなってきた」 カミハルムイの外縁、防衛ラインに組み込まれた永楽は、遠くに見える山...
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2024/01/28
日誌を書いた!
「ん~っ、流石に呑み過ぎたぁ…」 たらふく酒を浴びたとて、翌日に引き摺るヤワな肝臓ではない。 とはいえ免れぬ身体のむくみと寝不足からくる気怠さを...
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