レオナルドの冒険日誌

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版　黄金の意志」その５

「…ところで、随分と塞ぎ込んでいたようだったが」セ～クスィ～はフタバに話しかけながら、口に残る塩味を消すために、ずず、と未だ湯呑すら熱い、渋めに...

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版　黄金の意志」その４

「ケラウノス。俺には一体、何が足りない？どうして兄上は、俺の話を聞き入れてくれないんだ？」 行き過ぎたファンと判断されてドルブレイブショーの会場...

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版　黄金の意志」その３

話は少しだけ巻き戻る。   （ああ…あのお客さん、また来てるなぁ） もう何度も繰り返し演じ、すっかり身体に染み付いたアクションとセリフを回しなが...

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版　黄金の意志」その２

「どう？」 問いかける言葉とともに、右の空をビシッと抜手で刺し貫きポーズを決めた。 どっと拍手と歓声が巻き起こる。 パイナップルヘアーを純白の...

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版　黄金の意志」その1

「団長！あぶねぇっ！！」 魔公王イシュラースと真っ向きってぶつかり合う紅天のシャクラの側面を突いて迫りくる金色の竜頭。   「私は魔王なのだ、よ...

「逃亡者マージン」あとがき

日誌で６５通オーバーという、この数字を見て今から読もうかなという人はきっと現れないボリュームにお付き合い頂きまして、本当にありがとうございました...

蒼天のソウラ二次創作「逃亡者マージン」その68（完）

「…あの、マーちゃん？」 ティードの美しさに来客たちも息を呑み、静まり返った店内。 そんなことはつゆ知らず、ティードは周りには聞こえないよう、様...

蒼天のソウラ二次創作「逃亡者マージン」その67

「さぁさぁ皆さん！いよいよですよ！通路を広く開けて！」 フツキの鬨の声に合わせ、店内の照明が落とされ、大棟梁の用意したスポットライトが、急ごしら...

蒼天のソウラ二次創作「逃亡者マージン」その66

「何でだっ…！！」 そうしてマユミが大役をこなす中、相棒のクマヤンはというと、何故だかタキシードの上から強引に渡されたトラシュカのエプロンをつけ...

蒼天のソウラ二次創作「逃亡者マージン」その65

フツキの手により、そのまま乱暴に扉が閉められる。「あぶねぇあぶねぇ、バウム先生、懲りずにまたあのスティック作ったのか？いや、ただのフェイクかな？...

蒼天のソウラ二次創作「逃亡者マージン」その64

一冊のスケッチブックと木彫りのごうけつぐまに端を発したドラゴンクエストが幕を閉じたあの日から約2か月が過ぎた。  その間、フツキ達の尽力の甲斐...

蒼天のソウラ二次創作「逃亡者マージン」その63

インパクトの瞬間、殴り付けたというよりは、パンパンに張り詰めた水風船に突っ込んだような不思議な感触とともに竜の体内に潜り込む。   水風船と感じ...

蒼天のソウラ二次創作「逃亡者マージン」その62

「…ぐぬぅ！？何だ？」 繭が破られたことで、模造品の竜も目を覚まし、丸めていた身体を大きく開き伸ばす。 衝撃を感じた方を見やると、眠らせたはずの...

蒼天のソウラ二次創作「逃亡者マージン」その61

「アニキ、フィズルガーZを借りるぞ」 「グレートを付けろグレートを。で、そりゃ構わねぇがあの高さ、どうするつもりだ？」 推進剤の限界に重力の問題...

蒼天のソウラ二次創作「逃亡者マージン」その60

「…父さん！！」 叫び声とともに、マージンは起き上がった。 「オッサンならともかく、それは重いな…。勘弁してくれ」 大砲の残骸に腰掛けたフィズル...