レオナルドの冒険日誌

蒼天のソウラ二次創作「君に近付く日」その3

「ゴ…ゴ。ゴ～」 「なるほどねぇ」 「ゴゴ！」 「よっし！決まりだね！」   「…ごま、ゴレムスがなんて言ってるかわかるか？」 「さっぱりわから...

蒼天のソウラ二次創作「君に近付く日」その2

「ゴ…？」 メモリの破損が原因で、最期の起動からどれぐらい時が経ったのか、まったくわからない。 スリープモードに入った当時の記憶も不鮮明なままに...

蒼天のソウラ二次創作『君に近付く日』その1

その大きい身体が、彼の誇りだった。   ウェナ諸島はミューズ海岸の桟橋付近の集積場。 容赦無く降り注ぐ真夏の日差しを意に介さず、独特な薄い土気色...

蒼天のソウラ二次創作「逃亡者マージン」その24

「…何か互いに、憑き物が取れたみたいだよなぁ」 酒場の客はグラスのスコッチを煽りながら独り言ちる。   酒場において、ジュエとキャトルの様子は相...

蒼天のソウラ二次創作『逃亡者マージン』その23

「もうすっかり良いみたいだな」 結局酒場のカウンターをベット代わりにして一夜を明かし、朝の陽ざしの差し込む客室をキャトルは再び訪れた。 「…ああ...

蒼天のソウラ二次創作「逃亡者マージン」その22

『朝まで飲んでいた為今日は休み』 そんな張り紙を引き裂くように、キャトルは酒場のドアを開いた。 「何だ何だ…今日は休みだって書いてんだろ…まっ...

蒼天のソウラ二次創作『逃亡者マージン』その21

「余計なことしやがって！おい！しっかりしろ！！」 完全にヘドロの塊のようになって浜辺に広がるじごくのきしの残骸を前に、キャトルは血に濡れるのも厭...

蒼天のソウラ二次創作『逃亡者マージン』その20

距離を詰めてきたじごくのきしが繰り出すさみだれ斬りを冷静にかわす。 腕が６本あろうと、敵は一体だ。 ３人の凄腕剣士に取り囲まれるよりは苦労はない...

蒼天のソウラ二次創作『逃亡者マージン』その19

そのあまりの巨体に、入り江の水面を突き破って山ができたかと思うほど。 「今日はたこ焼き…アヒージョも有りかな…」 当り前と言えば当たり前だが、マ...

蒼天のソウラ二次創作『逃亡者マージン』その18

それから日々はめまぐるしく過ぎていった。 ジュエとキャトルの高額依頼書争奪戦は、今やこのさびれた町の風物詩となっている。 本人たちにはけして聞こ...

蒼天のソウラ二次創作「逃亡者マージン」その17

「…で、だ。二人揃って手ぶらだわ、血まみれだわ…。一体何やってんだか」  二人が酒場を飛び出していってから、３時間ほどが経っただろうか。 やはり...

蒼天のソウラ二次創作『逃亡者マージン』その16

両サイドから一枚の依頼書を千切れんばかりに握りしめる２人。 「おい。手離せ」 「…見ない顔だ。ここのルールを知らないようだから優しく教えてやるよ...

蒼天のソウラ二次創作『超駆動戦隊ドルブレイブ　エピソード０』その18（完）

真紅に染まった獣の瞳が、本来の栗色の輝きを取り戻す。 そこからの変化は、まさしく劇的だった。 アンプルを打たれた途端、ほとんど一瞬にして、オー...

蒼天のソウラ二次創作『超駆動戦隊ドルブレイブ　エピソード０』その17

しかし、その奇跡のような力をもってして、状況は五分と五分だ。 「おきょう！段取は！？」 「…えっ！あ、魔獣の筋繊維の制御は、ベルトによってなされ...

蒼天のソウラ二次創作『超駆動戦隊ドルブレイブ　エピソード０』その16

「くっ…う。この脳筋ゴリラめ！！」 そして、身構えた衝撃の代わりにおきょうの耳に飛び込んできたのは、セ～クスィ～の声だった。 セ～クスィ～は腰...