レオナルドの冒険日誌

蒼天のソウラ二次創作『年のはじめのためしとて』その2

オース大観音に続く、ニオウ門通り。 普段から商店が立ち並ぶにぎやかな道であるが、ことさら年始の今の時期はそれらに加え種々多様な出店がひしめき合い...

蒼天のソウラ二次創作『年のはじめのためしとて』その1

魔法建築工房『OZ』にて催された、大晦日の宴会の最中。 いかに一流の冒険者ティード、超駆動戦隊ドルブレイブリーダーであるアカックブレイブに加えて...

蒼天のソウラ二次創作『暮れの元気なご挨拶』その５（完）

そんな中、『OZ』の工房に向けて道を急ぐパーティの姿があった。 「ほら、急ぐポっ！」 とんがり帽子のプクリポがハリセンで地を叩き皆を急かしたてる...

蒼天のソウラ二次創作『暮れの元気なご挨拶』その４

「う～ん…勿体無いな…何か…何か無いか…？…お」新たな厨房の生贄、もとい、ごましおの密告によりマユミに料理人として連行されたミサークは、先程もぎ...

蒼天のソウラ二次創作『暮れの元気なご挨拶』その３

「見て見て～！マンガみたいなお肉っ！」 一方、連れと会場を訪れていたライティアは、いつもの黄色い服に身を包み、虎の尾のようにポニーテールをしなら...

蒼天のソウラ二次創作『暮れの元気なご挨拶』その２

「ほらほらミサーク、速度が落ちてるよ！」 大八車に先行して、身軽な服装に身を包んだドワーフの少女が早くおいでと手招きした。 その肩には、最小サイ...

蒼天のソウラ二次創作『暮れの元気なご挨拶』その１

「獣臭い。まことに遺憾である。待遇の改善を要求する」 ハクギンやフタバ、機械兵士SBシリーズの調整機能を持ち合わせた意志ある鋭槍、ケラウノスは自...

蒼天のソウラ二次創作『決意の夜に』その18

嵐のような猛攻は尚も続いていた。 「どうしたどうした？動きが鈍いぞ」 「なんのなんの」 止め処無いイルマの拳をクアドラピアーで捌きながらも、ヒッ...

蒼天のソウラ二次創作『決意の夜に』その17

ハクトがケラウノスマークツーと死闘を繰り広げた日の夜。 真夜中の教会を前にして、イルマは鉤爪のような三日月を見上げた。 当然ながら周りには誰も...

蒼天のソウラ二次創作『決意の夜に』その16

ケラウノスマークツーが攻撃を止めないのは誤算だったが、ハクトの次善策の為の時間稼ぎにはなった。 『…接近する部隊の存在を検知』 未だ距離はあるも...

蒼天のソウラ二次創作『星踊る夜』

今日もまた、激戦につぐ激戦だった。 アレスは初手の見張り番を引き受け、仲間が寝静まったあと、あたりにモンスターの気配が無いことを充分に確認した...

蒼天のソウラ二次創作『決意の夜に』その15

「そこまでです！！」 まさに壁面をよじ登ったさまようよろいが剣に手をかけた所で、ハクトはようやくケルビンに追い付いた。「おやおや、久しいね」 「...

蒼天のソウラ二次創作『決意の夜に』その14

「あぁ、ありがとう」 スーツを解いたハクトからタオルを受け取り、汗を拭う。 「どうですか、オーブの力は？」 「うん。想像以上だね。メリットも、デ...

蒼天のソウラ二次創作『勉学のすゝめ』後編

一悶着ののち、其々の前に並ぶ、ともすればフライパンのような薄い鉄鍋の上には、たっぷりの野菜と羊肉がふつふつと蕩けた味噌の輝きをまとっている。 焦...

蒼天のソウラ二次創作『勉学のすゝめ』前編

官吏のような整った服装に、サーベルに似た式典へも持ち出せそうな儀礼的な和刀。 しかしながら、冷笑を浮かべる顔面を除き金属に覆われた頭部に、服で隠...