レオナルドの冒険日誌

蒼天のソウラ二次創作　『ドルブレイブ・アッセンブル』その４５

地面へ向け高高度から落下を始めたドルブレイドのボディが９０度折り曲り、さながら巨大な脚部の様な形状に変形する。 「はぁぁぁぁぁぁあっ！！！」 巨...

蒼天のソウラ二次創作　『ドルブレイブ・アッセンブル』その４４

「あの弓使いと踊り子、そして吟遊詩人は、忌々しいが実にいい仕事をしてくれたわい」 パチリという音とともに、異臭の元である包みがライトアップされる...

蒼天のソウラ二次創作　『ドルブレイブ・アッセンブル』その４３

ハクギンは４１年前、崖から落ちた後に、しわがれた女の人の声を聴いた。 「もう一度、両親に会いたいかい？」 目の前に垂らされた蜘蛛の糸の如き蠱惑的...

蒼天のソウラ二次創作　『ドルブレイブ・アッセンブル』その４２

「やれ」 偽ドルブレイブは端的な命令に返答もなく応じる。一瞬で肉薄した大鎌を辛うじてブーメランで受け止めたダイダイック。得物が違う事を差し引いて...

蒼天のソウラ二次創作　『ドルブレイブ・アッセンブル』その４１

「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！」」 現在と過去。ハクギンの悲鳴が混ざり合い、廃墟の村に響く。膝をつき、ゆっくりと雪面に伏せるハクギン。 「ふ...

蒼天のソウラ二次創作　『ドルブレイブ・アッセンブル』その４０

そしてふと、暗闇で目を覚ます。手探りで周りを確認すると、どうやら大きな管のような物の中に居るらしい。ぐっと目の前の壁を押すと、ビシリという音とと...

蒼天のソウラ二次創作　『ドルブレイブ・アッセンブル』その３９

「うぉおぁぁぁ！！！」 当然ながら長距離弾道飛行の慣性は凄まじく、らしくない無様な悲鳴をあげながらごろごろと何度も転がった後、巨木に激突してよう...

蒼天のソウラ二次創作『着せ替え狂想曲』その⑥（完）

ゆらりとキマイラロッドが浮き上がり、ランプ部分をブラオバウム側、握りの部分をみならいあくまへ突き出すようなポジションで静止する。やわらかに広げら...

蒼天のソウラ二次創作『着せ替え狂想曲』その⑤

ヴェリナードの往来に多数の犠牲者を生み出しながら、やがて追走劇はその舞台をヴェリナード駅へと移した。 「はぁ、はぁ、ホント、いい加減に、しやがれ...

蒼天のソウラ二次創作『着せ替え狂想曲』その④

「一体何の騒ぎ…うわっ」 「えっ！？きゃあああっ！変態っ！！」 「坊や、見ちゃダメよ！」 みならいあくまを追いヴェリナードを駆ければ駆けるほど、...

蒼天のソウラ二次創作『着せ替え狂想曲』その③

「さて、風船を盗んでいったのはみならいあくま、ということでしたか」 「そうそう、ちょうどあんな…って、居たーーーっ！！」 マージンの顔面の高さま...

蒼天のソウラ二次創作『着せ替え狂想曲』その②

目的の地、アクセサリー屋前は遠目でもわかるほどに多くの人が集まっていた。 「おお、さすがは遠く離れた私の工房まで話が伝わるほどの事はある。凄い賑...

蒼天のソウラ二次創作『着せ替え狂想曲』その①

またまたマージンさんのツイートを元に、時系列としては『ドルブレイブ・アッセンブル！』の数日後を描いた物語になります。 『着せ替え狂想曲』 ヴ...

蒼天のソウラ二次創作　『ドルブレイブ・アッセンブル』その３８

「大丈夫？ハクギン」 「うん。ありがとうハクト。平気だよ」 猛吹雪のラギ雪原をひた走るサイドカードルボード。自分のコートを着せようとしたのだが、...

蒼天のソウラ二次創作　『ドルブレイブ・アッセンブル』その３７

「すまない、もう一度…いや、いい」 グレン城へ出かけていたティードとフライナが戻ったのは、ちょうど気を失ったハクギンをベッドに寝かせた頃だった。...