2024/02/11
日誌を書いた!
かつてカミハルムイが夜行石を回収した折、その囁きを聴き、それが邪悪と知ったうえで警備兵のことごとくを斬り裂いて再び世に解き放った大罪人。 後世に...
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2024/02/10
日誌を書いた!
妖樹から抜け出した2人、そして山頂に辿り着いた2人と一匹を視認する前から、アカツキは割砕くほどに地を大股で踏みしめる。 腰元に手繰り寄せた鬼火か...
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2024/02/06
日誌を書いた!
「………あの、気になったりとか、してない?大丈夫?」 ザクバン丘陵よろしく、半円のくぼみが規則正しく無数に並ぶ鉄板へ、鰹節と魚粉をふんだんに混ぜ...
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2024/02/04
日誌を書いた!
「…意外と、やる」 アカツキは遠くガーゴイルの一体の瞳を借り、こちらに近付く3者の姿を確認した。 かつての師と、トドメを指しそこねたウェディの女...
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2024/02/03
日誌を書いた!
「まずは一刻も早くここから出るぞ。いなり、いつぞやの夢を覚えているか」 「はい」 差し出された手を握り返して立ち上がり、答える。 かげろうと本気...
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2024/02/02
日誌を書いた!
「ちょ…おま…それ………もしかして…」 「あ、やっぱりわかっちゃう感じ?いや~、大変だったのよ。結構年数経っちゃってたから、廃車になってるのは覚...
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2024/02/01
日誌を書いた!
いなりの全速力からの衝突の威力は凄まじく、鼻血を吹き宙を舞いながら、かげろうは走馬灯のようにかつて誰かに向けた自分の言葉を思い出していた。 『…...
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2024/01/29
日誌を書いた!
踏み込みから踊るような身体の回転を加えて右からの横薙ぎ、止められずからくも流した所へ、鎌首をもたげていた左の一刀が袈裟に振り下ろされる。 何とか...
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2024/01/28
日誌を書いた!
「…ここからは時間との勝負だ!遅れをとれば捨て置くぞ!」 「こっちに構わないでいい!必ずついていくから!」かげろうといなりが捕らわれた大樹へと続...
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2024/01/28
日誌を書いた!
そして、狸がじにーに告げた決戦の刻。 「…う~む…雲行きが怪しくなってきた」 カミハルムイの外縁、防衛ラインに組み込まれた永楽は、遠くに見える山...
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2024/01/28
日誌を書いた!
「ん~っ、流石に呑み過ぎたぁ…」 たらふく酒を浴びたとて、翌日に引き摺るヤワな肝臓ではない。 とはいえ免れぬ身体のむくみと寝不足からくる気怠さを...
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2024/01/27
日誌を書いた!
「真なる敵は石塊の魔物。かげろう殿の調べでは『夜行石』などと呼ばれておるらしい。もとは宝石かただの石っころか、それが強い魔力と瘴気に晒され自我を...
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2024/01/27
日誌を書いた!
「で、私のマブダチを連れ去ったあの阿呆は、何処?とっとと助けに行きたいんだけど」 本題をサクッと切り出し、キャラメルを嗜むように口の中で酒粕を転...
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2024/01/27
日誌を書いた!
空気抵抗により珠から矢じりの形へ転じる程の高速でアカツキ目掛けて突き進むピンクパール。 勝利を確信したじにーであったが、この場に唯一、じにーのス...
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2024/01/27
日誌を書いた!
「きぇい!!」 鼻が捩れる程の強烈な酒の匂いと僅かな獣臭に恐る恐る目を開けば、眼の前に視界を埋め尽くすほどの茶色い塊がそびえている。 特大の数珠...
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