2023/08/23
日誌を書いた!
「それにしても…まさか白姫本人と関わることになるなんて…」 らぐっちょと共に先を急ぐいなりは自嘲気味に呟いた。 事実は小説よりも奇なりというが、...
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2023/08/16
日誌を書いた!
「がっ…っ…ぐう!…ぅ」 刈り取られかけた意識を何とか引き留めたが、その刹那に追加で3発もの拳がヒッサァを打ちのめす。 何とか槍を頼りに折れず立...
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2023/08/16
日誌を書いた!
「やはりここが…」 オーグリード大陸はラギ雪原、その更に奥深くへと。らぐっちょの情報を裏打ちするように転がる、何者か、おそらくは祠を荒らした採掘...
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2023/08/14
日誌を書いた!
「あらあら、新種のじめじめバブルかと思ったら」 イルマと別れたのち、テルルを訪ねいなりの屋敷へとやってきたマユラは、通された客間の柱に背をもたげ...
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2023/08/13
日誌を書いた!
「では、行ってまいります」 遙かな古の光景ではあれど、らぐっちょの垣間見た気候と地形、そして樹木の種類により、向かうべき場所は定まった。 絶対安...
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2023/08/11
日誌を書いた!
かたく閉じられたヤマのまぶたから、涙がにじみ出る。 らぐっちょがお祓いにあたり垣間見た白姫に訪れた悲劇を語っていた頃、ヤマもまた深い眠りの中で夢...
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2023/08/11
日誌を書いた!
どさりと男と白姫が倒れ込むと同時。 離れた位置に転がる天魔の死体が、息を吹き返す。 「…ッぶぐ…はぁ…クソッ…まだだ…我は不死…永遠に不滅…」 ...
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2023/08/11
日誌を書いた!
おはらいと括ってしまえば一言だが、物や土地に固着した呪いを祓う手段は実に多岐に渡る。 あえて具現化させた呪いと真っ向勝負を仕掛けたり、有無を言わ...
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2023/08/10
日誌を書いた!
ヒッサァが知らされていない禁足地の情報に辿り着こうとしている頃、酋長グランザは一人、薄暗いテントの中で思案に耽っていた。 まとめ役に相応しく、老...
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2023/08/10
日誌を書いた!
新鮮な鶏肉を前に肉食獣と化したかげろうが、どう、どうといなりに宥めつかされる中、鴨ネギの本題がヒッサァより語られる。 「こちらに納品されたという...
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2023/08/06
日誌を書いた!
(まずいですわね…) イルマの拳速がまだまだ増していくであろう事は、対峙しているマユラが一番に痛感している。 このまま鍔迫り合いを続け、イルマの...
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2023/08/06
日誌を書いた!
(格闘だけの手の硬さではない…爪…いや…この足運びは槍もか…) ゴングとともに両者は弾かれたように距離をとる。 単純な強さだけでなく、掌から読み...
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2023/08/05
日誌を書いた!
時はほんの少しだけ遡り、カミハルムイに降り立ったらぐっちょが目的地であるいなりの屋敷を探し惑う道すがらで通りすがった食堂の中に、二人の女傑の姿が...
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2023/08/03
日誌を書いた!
日付が変わろうか否かという時間。 昼中であれば優しく日を遮ってくれるガゼポの内部には花を象った燭台の優しい光が満ち、月のみが頼りの夜の闇の中であ...
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2023/07/30
日誌を書いた!
「………」 やがて昼も過ぎ、朝早くから開かれていた市は幕を下ろして、ほとんどの店主が撤収作業に追われる慌ただしい光景を、再び本堂の石段に腰掛けて...
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